カルテ番号 や・6（47）
玲香は帰ってからも一人で過ごした。
茂木氏や明木さん達と話す気にはなれなかった。
あまりに予想と違ったのだ。
そして会社も体調不良を理由に休んだ。
有給休暇もほとんどとらない玲香だったのだが、仕事からも離れたかった。
部屋にいると不安感が増す。
といってもブログ依存症はすっかり消えていた。
そんな些細な事に依存していた自分が今は信じられない。
もっと大きな出来事が迫っている。
不安感の原因は自分ではなかった。
理由ではなく、判るのだ。
今いる東京が不安の原因だ。
大きな・・・天変地異。
それが迫っているのが判る。
そして、玲香は再び院長のいる関東北部を目指した。
院長が口籠っていた理由。
何故、玲香が時を前倒しで、長寿族の印が起こったのか。
１０年後では遅いのだった。
そういうことか・・・
玲香は自分が長寿族に変わっているのを自覚した。
（登場する人物・組織・その他はフィックションです）
（過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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