カルテ番号 や・6(60)
長寿族としての性質があるのかもしれない。
人好きで深く係わったら、生きていくのが厳しくなる。
人嫌いではないが、意識して浅く淡く接するのだろう。
玲香も次第にその気持ちに変わるのだと予想している。
淡く浅くの係わりに、変わらざると得ないのだろう。
そして、自分の道、自分の生き方を作っていく。
「もし、目の前に苦しんでいる人がいたら、どうします?」
院長はこの質問にしばらく黙っていた。
「どう伝えたらいいか、まだ迷っていますが・・・
そうですね、例え話として割合、パーセントを使います。
苦しんでいる人が目の前にいたら、普通に接するでしょう。
私の場合、普通人のようには5パーセントの力です。
私を頼っていた場合、50パーセントくらいの接し方です」
玲香は少し驚いた。
それは抑えすぎではないか。
普通でも80パーセントで世話をする。
頼ってくれているなら、100パーセント、懸命にする。
治療者なら、そう答えるかと思っていた。
接し方が冷たすぎはしないだろうか?
そういう人なのだろうか?
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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