水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・922」

2016-05-24 19:26:47 | Weblog



カルテ番号 や・6(60)

長寿族としての性質があるのかもしれない。
人好きで深く係わったら、生きていくのが厳しくなる。
人嫌いではないが、意識して浅く淡く接するのだろう。
玲香も次第にその気持ちに変わるのだと予想している。
淡く浅くの係わりに、変わらざると得ないのだろう。
そして、自分の道、自分の生き方を作っていく。

「もし、目の前に苦しんでいる人がいたら、どうします?」
院長はこの質問にしばらく黙っていた。
「どう伝えたらいいか、まだ迷っていますが・・・
そうですね、例え話として割合、パーセントを使います。
苦しんでいる人が目の前にいたら、普通に接するでしょう。
私の場合、普通人のようには5パーセントの力です。
私を頼っていた場合、50パーセントくらいの接し方です」

玲香は少し驚いた。
それは抑えすぎではないか。
普通でも80パーセントで世話をする。
頼ってくれているなら、100パーセント、懸命にする。
治療者なら、そう答えるかと思っていた。
接し方が冷たすぎはしないだろうか?
そういう人なのだろうか?

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
コメント
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