カルテ番号 や・6（46）
玲香はまだ夢物語のような気がしている。
嘘とは思わないが、とても変な感じだ。
「もう一人の方に会うのは、楽しみというか、嬉しさがあります。
ですが、先生、今日は私帰ります。
頭の整理はつかないでしょうが、身体の変化はあるのでしょうね。
そうしたら、また来ます。
おそらく、近いうちなのでしょうね。
こういう感覚も、長寿族の特徴なのでしょうか？」
院長は言った。
「いいえ、自分の生命に関する事だからですよ。
それは長寿族に限りません。
誰だって同じです。
そうですねぇ・・・
本当に結ばれて、子孫を作る運命の男女。
会った瞬間に相手が判る事があるようです。
それは、生命に関する事だからです。
好きとか愛している、ではないのですねぇ。
柳さんも、自分の身に起こる事だから、勘が働くのです。
そして、私も柳さんが同族だから、解かるのです。
理屈ではありません。
柳さんは、ますます、その勘や感覚で判断するようになります。
社会の常識とか今までの学問よりも、感性が優先してしまうのです。
すぐ、また来るのでしょうね。
その感性が通じる相手は、少ないでしょうから・・・」
（登場する人物・組織・その他はフィックションです）
（過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ～
１８年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Ｙａｋｋｏｏ」)
