カルテ番号 ま・7(47)
院長の言葉は違和感があった。
治療をしているのに、人類が絶滅するのに関心がない?
生命を大切に扱う立場なのに、生物が死んでもいい?
そんな真木の顔を見て、院長が言った。
「言葉が足りなかったようですね。
私の言葉はいつも足りません。
私の悪い癖です。
誤解されても、あまり苦ではないので、ついそのままにしてしまいます。
反省はしていませんが、親切でないという自覚はあるのですよ。
つまり、社会的な常識は、生命を守るのに時に邪魔になる、と。
生命優先に必要なら、自分を離れることも抵抗がない、か、少ない・・・
まぁ、実際は結構自分にこだわって、甘いところもあるのですが・・・」
この院長は・・・面白い。
真木は、そう思った。
面白い?
そう、最近は、その感覚が無かった。
院長のいう、社会的な枠の中で、他のことばかり気にしていた。
自分が面白い、という基準など無かった。
悩みや迷いから抜け出すのは、難しい謎解きや解決法ではない。
面白い、か、そうでないか?
そういう視点で、今回の自分の迷いを観たら・・・
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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