水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・622」

2015-07-08 19:27:42 | Weblog



カルテ番号 ま・7(25)

院長は
「本来など、私にもわかりません。
ですが、私なりですと、払い清める、で浄化だと思っています。
実際に浄化できるかどうかは別ですよ」
と言って笑った。
真木は院長の言葉の意味に気づいている。

先ほどから、人間に解ることなど、ほとんど無いといっているのだ。
浄化できたか、否かの判断ができないのだ。
浄化できるか、どうかを疑問視しているのではない。
できても、判断ができない、といっているのだ。
これは、とても重い意味になる。

「その上で、私なりの独善解釈です。
祓いが浄化なら、祓いの仕組みは氣でしょう。
氣というのは、この世にある見えるモノ、見えないモノ全てに関係します。
ですから、氣の種類というか、性質によります。
祓いとなる氣、ということになります。
浄化の氣、ということになります。
では、浄化の氣とは、どんなものでしょう?」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

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