カルテ番号 そ・6 (4)
その地域には幾つもの神社がある。
治療院がハズレでも神社巡りをしてくればいい、と思った。
そして予約の電話をした。
あまりにこちらの症状などを訊いてこないので、少し拍子抜けした。
やる気がない治療者なのかもしれない。
当日、朝から気が乗らない。
何となく行きたくないのだ。
それでも予約という約束を破るのは自分の生き方に反する。
宗田泉は約束を誠実に守るのが、自分のこだわりでもあった。
会いたくない相手でも、約束したからには会う。
治療院はすぐ見つかった。
だが、ますます入りたくない気持ちが強くなった。
反面、矛盾するのだが、早く会いたいという気持ちもあった。
何?この気持ちは?
宗田泉は自分の内部で対立している意識がある事に気付いていた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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