カルテ番号 す・9 (11)
砂川貴子は風間陽水の言葉に衝撃を受けた。
目から鱗が落ちる、とはこのことだ。
気を使うことは気を張ることだと思い込んでいた。
気を配っているつもりで、気を張っていた。
気を配るのが必要だったのだ。
「私、気を使っているつもりで、気を張っていたのですね」
「それも使い方の一つですが、使い方は幾つもあるわけです。
気を緩める、気を込める、気を配る、気を合わせる、気を高める、など」
その言葉だけで、この先の仕事がもっと良く変われる。
すぐに、それぞれを使いこなせなくても、大きく変われるだろう。
「先生、今日伺ってよかった。
これからの店や私に大きな転機になりました。
まだまだ氣の使い方を教えて下さい。
先生が、症状が消えるという意味もわかったような気がします。
そして、店に飲みに来ていただければ、大サービスもします」
風間陽水は笑って言った。
「サービスは残念ですが、飲みに行くことはないと思いますよ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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