著者の旦那さんが私の高校時代の同級生と酔っぱらって当店にお越しになられた。これも出会いです。そこで「嫁の本です。」と紹介してもらいました。読まんと申し訳ない。
2020年初夏を過ぎ、心身の調子を崩され、にっちもさっちもいかない。更年期か、はたまた身体のどこかに変調をきたしているのか、病院嫌いな私からは考えられないほどの各専門医院へ通院され、また、心の変調には読書からオンラインでのコミュニケーションや講座視聴まで、元気になるまでの遍歴を記録されています。一番つらかったであろう「めまい」の原因究明には読者の一人として拍手を送りました。
もちろん、健康第一です。その上で何事もケセラセラで、なるようにしかならないという「ええかげん」な心持の人の方が生きやすいかなぁ~と感じました。また、「HELP!」と叫べる人間関係を築いておかないとあきませんね。その意味でも、健康な時には「喜ばせる」存在になりたいですね。
私は悩まない質ですので、本書に参考文献として書かれている本たちに興味をそそられます。これまで手を伸ばさなかった分野ですもの。
『元気じゃないけど、悪くない』(青山ゆみこ著、ミシマ社、本体価格1,900円、税込価格2,090円)