あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

売れる人がやっているたった四つの繁盛の法則

2021-07-05 13:05:09 | 

 (株)商業界が倒産して1年。小売業のサポートをする出版社として、商人道を広める出版物もあり、私の本棚にもある、『店はお客さまのためにある 倉本長治商訓五十抄』は一人の商売人としてのバイブルです。

 その「商業界」の編集長を務められた笹井清範氏が書かれた本書は日本の小売業者の新しいバイブルになると思います。

 マーケティングにおいて重要な要素である4P、製品(product)、価格(price)、立地・流通(place)、宣伝(promotion)から脱却し、21世紀における日本の小売業の外部環境の大きな変化に対応するためには、新たなる4Pを提唱されています。それは、

 story-rich product(物語性豊かな商品)、philosophy(哲学・理念)、promise(約束・絆)、personality(個性・人柄)

です。同じ買うならあの人から買いたいと思ってもらうためには、この新しい4Pが不可欠になると思います。とりわけ、ぶれないphilosophy(哲学・理念)が確立し、従事するスタッフがそれを実践、体現することが一番大切ではないかと考えます。自店の理念を振り返り、理念実現に近づいているか検証し続けなければなりません。

 『売れる人がやっているたった四つの繁盛の法則 「ありがとう」があふれる20の店の実践』(笹井清範著、同文舘出版、本体価格1,600円、本体価格1,760円)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする