アバウトなつぶやき

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岐阜県現代陶芸美術館

2007年05月19日 | かんしょう
 昨日のこと。シロウタが例のごとく新聞屋さんでチケットをゲットしたので岐阜県多治見市のセラミックパークMINO内にある岐阜県現代陶芸美術館で開催中の「富本憲吉 展」を観に行って来ました。

 第1回の人間国宝に選ばれたという富本憲吉氏ですが、ワタクシはそういうのに疎いので、氏がどんな作品を作ってるかも知らぬまま足を運びました。
 富本氏は独自の模様を造り出したことで有名な方だとか。
 当初は建築を学んだ方ということで、初期の陶芸作品は絵付けよりもプロポーションの方に重点を置いた作品が多いと感じましたが、後に海外の文様やデザインに触発されていったようです。
 「模様から模様を造る可からず」という信念で、伝統の文様や既成のデザインをアレンジするのではなく、自らの自然スケッチなどをモチーフとして模様を追求したのです。
 その造り出された連続模様は素晴らしいものでしたが、ワタクシはそのパターン自身よりも、そのパターンを利用した色の配置に目を奪われました。
 作品の色使いが大胆でメリハリが利いたものがおおく、どきりとさせられるものがいくつもありました。
 もちろん、独自の模様が流麗な雰囲気を醸し出しているものが多くあるのですが、真っ赤に塗りつぶされた中心に金彩模様があったり、白磁の筥(はこ)の蓋を開けると内面に鮮やかな色の文様が描かれていたりという驚きを秘めたものも多数ありました。
 そういう、手作業でありながらも伝統に固執しないところが現代陶芸なのでしょう。
(この美術館は撮影不可なので、残念ながら作品の写真はありません…。)

 さて、この岐阜県現代陶芸美術館ですが、セラミックパークMINO内の建物の3階フロアにあります。
 ここは展示ホールなどのある産業施設オリベスクエアと、文化施設である美術館の複合施設なのです。
 まだ新しい美術館なので、展覧会よりも美術館自体を観てみたかったんですよね。
 そして…、この建物がすごかった!
 というか、建物自体もすごいし、広大な自然の中にあるダイナミックな建築物との調和もとにかくカッコイイ!のです。
 設計は磯崎新氏。

▲エントランスから続く道 シデコブシの自生地の上方を通ります

 シロウタが興奮して「あれは清水寺をイメージしてる!」とメールしてきましたが、まさにそんな感じの、山の中に張り出した形をしています。
 陶芸がテーマなだけに、外装に使われているルーバーはもちろん陶製!すごい贅沢~♪

▲このルーバーは陶板を折り曲げたもの。スタイリッシュなのに重厚。

▲中央カスケードを臨む茶室。

▲作家作品もあるショップ。美術館もショップも、ここで働いてる人はみんな美人~♪採用基準なのか!?

▲お年寄りの集まりもあったようです。広く利用されている施設のようで嬉しいですね。

 この建物を観るだけでも、ここへ行く価値があると思います。
 岐阜県は最近、博物館施設の高校生までの無料化が始まったとかで、こういう文化事業にとても力を入れているようです。
 いいことだ~。
 ぜひとも、こういった取り組みが広く理解されて全国的に根付くことを期待したいと思います。

苺のムース

2007年05月15日 | たべもの
 最近、暖かくなってきたので、デザートも冷たいものが恋しくなって来ました。
 先日、たま吉の実家に2回目のイチゴ狩りに行ったので、今度は苺のムースを作ってみました。
 さすがにムースは目分量。
 生クリーム1パック(200cc)にゼラチンの小袋(5g)を用意して→少なめの湯でゼラチンを溶き→それと一緒にたくさんの生の苺と砂糖をミキサーに放り込み→泡立てた生クリームと混ぜて固める→できあがり。
 超簡単♪
 あとは、前回のジャムに水と生の苺を足し、軽く煮立てて苺ソースを作りました。毎度の事ながら職場へ持ち込みです。
 これからの時期、プリンやゼリーが美味しくなりますね。
 大好きなさくらんぼもそろそろだし、水菓子も美味しい季節で嬉しいです♪

---おまけ---
これが、日曜に次男が執着してたケーキです。

 もちろん美味しかったですよ♪

わみんの天然酵母パン

2007年05月14日 | じもと
 土曜日の事ですが、次男の保育園で「おうちの人と遊ぶ会」がありました。
 子供と一緒にお遊戯やネイチャーゲームで楽しんだ後、保護者会の総会です。総会と言っても年度初めの挨拶をする程度なので、初仕事は気楽に終えて来ました。

 午前中で終わったので、ワタクシ&たま吉&チロちゃんは、前々回の記事で紹介したお休み処「わみん WAMIN」に行く事にしました。みんなが揃ってお休みで、しかもあの店が開いてる日なんてそうそう無いもんね。
 今度は開いてた~♪よかった(^^)

 昼食がまだなので、ターゲットはもちろんパン♪ 

 ▲小倉パン、ベーコン、コーヒーシナモン、十五穀クルミパン

 自家製の酒種を使った天然酵母パン。これ、生地がもっちりしてて美味しいの~!香りも酒臭くなくて甘い香りがします。この食感は米粉のおかげ?それとも酵母のおかげなの?
 
 今まで酒種酵母のパンを食べたことの無かったワタクシは、酒種酵母の本来の味を知りません。「木村屋のあんぱん、食べてみたい~!」と言ってたら、ワダちゃんが東京へ行ったついでに買ってきてくれました。
 いつもありがとう!
 へぇ、思ったより小さいんだねぇ。
 今朝、ワダちゃんが持ってきてくれるとのことだったので、職場へカフェ・オ・レ持参で行きました。仕事はさておき、あんぱんで朝食~♪

 ▲ワタクシの作業台に広がるあんぱん各種

 もぐもぐもぐ。

 うん♪美味しいあんぱんだ~。
 ほんのりと甘味のある生地で、あんもスッキリした甘さです。もちろん、香りも酒臭く無いのね。
 でも、生地がもっちりしてるかというとそうではないようです。まぁ、買った当日じゃないから味も違うかもしれないけど、それでも「もっちり」ってのとは違いますね。やっぱり、あれは米粉のおかげだったんだ。
 このパンも美味しいけど、あのもっちり感は捨てがたいなぁ。
 そんなわけで、すっかり「わみん」の天然酵母パンにとりこになってしまったワタクシでした。これからは時々、昼食に使おうっと。

母の日のケーキ

2007年05月13日 | せいかつ
 今日は母の日ですね。
 うちの息子達は何かしてくれるわけでもなく、終わろうとしております。
 ワタクシ自身は実母には図鑑と花をプレゼント。カメラ持ってウロウロしてるので、ポケット図鑑があると何かと便利なようです。だから今回は虫の図鑑。

 実母はそれで良いんだけど、お姑さんの居る方、どうしてらっしゃいますか?
 義母はあまり物欲のあるタイプではありません。かと言って、食欲があるわけでも無いから食事に行くのもなんだかなぁという感じです。
 プレゼントにしろ食事にしろ、よほど高価なものであれば間違いなく喜ぶでしょうが、「そこそこ」のものと言うとどうやら趣味が合わないらしく、「もらわない方がマシ」なんだなぁと言うのが分かるんです(泣)。
 こういう時、趣味にこだわりのある人って正直言って困ります。
 今年はいっそのこと何もしなくても…。
 そんな考えもよぎりましたが、やっぱり何もナシって言うのは感謝の気持ちが感じられませんよね。
 で、結局は義母のお気に入りのお店クレモナでケーキを買うことにしました。「そこそこ」過ぎでしょうか…?
 でも、これが案外ヒットしました。 

 毎度の事ながら携帯画像で分かりづらいのですが、白いショートケーキにほんのりピンクに色付いた苺クリームがかかってるんです。そして、ピンク色のチョコでカーネーションをイメージ。
 かわいいケーキですよね。
 これに、それぞれ好みのケーキを1個ずつ付けたのでお腹いっぱいになってしまいました。
 結果的に、みんなが満足♪

 しかし、このケーキを買いに行ったとき、困った事がありました。
 お金を払った後の事。
 次男が「ボクはこのケーキがいい!」と、チョコのホールケーキを指差しました。
 「ええ?もう買っちゃったもん。また今度ね。」
 そう言って店を出たら、次男ってばものすごい大声で泣き出したんです。
 車に乗っても大声で泣きながら20分近く訴え続けていて、よく喉が痛くなんないなぁとい感心しちゃうほど。
 そのうち泣きつかれて、顔中ぐしょぐしょにしながら寝てしまいました。
 その間に実家に行ったりして用を済ませて家に帰ったところ、しばらくして次男が目を覚ましました。
 ひと眠りしてスッキリしただろうと思ったのに、目が覚めた途端大声で泣き出して「かーちゃん!ぼく、あのケーキ見たい!買ってくれなくてもええから店に連れてって!」って泣くんです。
 …すごい執念だ。
 あまりの執着に、つい笑ってしまいました。買いもしないのに店に行ってどーする?
 まだまだ泣き続ける次男。「今度また、ケーキを買いに行ってあげるから、ね。」と言ったら「いつ!?」と詰め寄られました。な、なんてしっかりしとるんだ。
 「んー、じゃぁ…今度の火曜日に保育園の帰りに行こうか」と言って、やっとご機嫌を直してもらえました。
 ま、負けた。
 次男の執念は、教育的指導を凌駕してしまいました。

 結局、ワタクシ自身の母の日は何も実りはなかったなぁ、と思ってたら、寝る前に次男がこんな手紙(?)をくれました。

 何が書いてあるやらさっぱりですが、聞くところによると「かあちゃん、かみしばいよんで」と書いてあるらしい。つまり、感謝の言葉ではなくおねだり?
 ・・・・・・。
 えーい!カワイイので許す!

カメノテ

2007年05月11日 | たべもの
 先日、ワダちゃんからカメノテをいただきました。

 ▲お皿一杯の「亀の手」?

 ご存知の方なら「あぁ」と思うのでしょうが、知らない方だとぎょっとする食べ物ですね。
 まるで亀の手を捥いだかのようでしょ?
 実はカメノテはフジツボの仲間で、貝みたいなもんです。
 カメノテは「ミョウガガイ科」っていうので「貝」で良かろうと思うのですが、フジツボやカメノテは正しくは「貝」では無いらしいです…。

 ■魚介類図鑑→カメノテ

 軽く塩茹でして、爪じゃない軟らかいところを剥いて、赤いところを頂きます。
 
 ▲中身はこんな感じ。

 爪みたいな部分の中にある黒いわしゃわしゃした触手は、美味しくないので食べません。
 これ、以前から存在は知っていて、かねがね食べてみたいと思ってたんです。
 やっと念願がかないました。ワダちゃん、ありがと~♪
 お味は、「貝」だね!こりゃ。
 しかも、やわらかくってけっこうイケる~。
 これはテトラポットにも張り付いてるらしいので、見つけたら獲ってみたいと思ってるんですが、まだ海で本物を見た事がありません。
 岩の隙間とかによくあって、まるで岩に亀の軍団がつぶされたみたいに見えるんですって(笑)。
 なんでも、これで出汁をとると美味しい味噌汁が出来るらしいです。
 今度出会ったら、味噌汁にするぞ~。