島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ヤマボウシ開花情報(第2号)

2017-06-13 16:01:53 | Weblog
ヤマボウシの開花情報(第2号)をお届けします。
絹笠山;一部見ごろ(6月下旬)
池の原周辺;一部見ごろ(6月下旬)
吹越;一部見ごろ(6月下旬)
妙見岳・国見岳北側山腹;ほぼ見ごろ(6月下旬)
九千部岳南側山腹;一部見ごろ(6月下旬)
田代原・吾妻岳山腹;ほぼ見ごろ(6月下旬)
※梅雨入りしましたがほとんど雨も降らず、見ごろは例年より遅れそうです。

吹越(谷間);白く色づいているものもありますが、まだ開いていないものもあり、個体差があります。

第2吹越(国見側トンネル出口);山腹が白く色づいています。

吾妻岳;山腹が白く色づいています。

田代原キャンプ場のヤマボウシの大木。
ほぼ全部の総苞片が開いています。
近づいて観察すると真ん中の花は、まだ開いていませんでした。
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微妙な判断

2017-06-11 13:09:36 | 雑談・その他
朝までは雨は降っていました、朝までは。
しかし、午前中のうちに天気は回復し、午後は晴れ間の広がる空模様です。
延期にしてしまったものはしょうがないとして、問題は延期した18日(日)が雨にならないか、という心配事です。
結果、18日が雨天中止になろうものなら、11日開催しとけば良かったのにと言われそうです。(間違いなく言われる、いや私が言います。w)
さて、昨日の答えあわせですが、微妙なところで私の読み勝ちじゃないでしょうか。
スパコンによる計算よりも人間の経験則が勝っている好例でしょう。w

下の写真は昨日、あざみ谷で撮影してきたソウシチョウです。
野鳥たちも活発に活動しています。
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ミソサザイ

2017-06-10 15:33:26 | 野鳥
明日予定していました「絹笠山ヤマボウシ登山会」は、雨天予報のため18日(日)に延期しました。
私は予想より梅雨前線が南下して、今日みたいな曇りの天気になるんじゃないかなーと予想しますが、答えあわせは明日。

さて、あまり良い写真ではありませんが、珍しく撮影できたので紹介します。
北海道から九州の山地で繁殖するスズメ目ミソサザイ科の留鳥「ミソサザイ」です。
冬期に低山や平地に移動するものもいます。
針葉樹林や針広混合林の樹木がよく茂った薄暗い場所を好み、コケの多い岩場や倒木、渓谷の急斜面などを移動しながら(まさに雲仙の自然環境です)、地表付近で昆虫やクモなどを活発に探しつついて食べます。
日本で見られる野鳥の中では最も小さい鳥の一つだが、さえずり声は大きいです。
この時もオス同士(?)で鳴きあっている所を見つけました。
「みそ」は溝のこと、「さざ」は「ささやか」の意味で小さいこと、「い」は鳥を意味する接尾語が変化したものです。
「みそさざい」とは、「小川にいる小さな鳥」を意味する古語です。
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竜造寺隆信五輪塔

2017-06-07 13:44:42 | 歴史・史跡
雲仙の温泉街の中には、竜造寺隆信のお墓と言われている「龍造寺隆信五輪塔」がある。
竜造寺隆信に関するものは、2010年に二本木神社神代城址沖田畷古戦場跡などでご紹介しています。
簡単に言えば、昔島原半島に攻め込んだ佐賀の武将です。
すっかり雲仙にある事を忘れていたのですが、先日当館に佐賀在住の女性からお電話があり、思い出した。
内容としては、「行ってみたらあまりにも荒れ果てていたので、何とかならないか」といったものだ。
私も忘れるくらい随分昔に行ったきりだ。
国の管理地なので、我々には報告するくらいしか出来ないのだが、現状の把握に久しぶりに行ってみた。

昔は児童公園があって、小さい子供が遊んでいたらしい。
その後は公園も無くなって、ご老人がゲートボールを嗜むゲートボール場になっていたが、それもだいぶ昔に無くなった。
あとは荒れ放題の状態らしい。

ここが、その五輪塔の入口。
佐賀の女性が行ったからか、踏み分け道が出来ている。

中に入ると、上半分が傷んで落ちた解説板がある。
文字は消えてしまって読めない。

写真の中央に木の幹が写っているが、その右に石製の塔が分かるだろうか?
それが「龍造寺隆信五輪塔」です。
10年か11年くらい前、気になって調べていると古い新聞記事を見つけた。
ただ、『昔の事で私もうろ覚えなためあまり信用しないで欲しいのだが、』と前置きした上で話すと、竜造寺隆信は島原の沖田畷の戦いで戦死している。
その時は島原半島の半分くらいはすでに龍造寺の軍門に下っていた状態で、半島内にも多くの龍造寺軍の配下がいたそうだ。
それで突然大将が討ち取られたものだから、佐賀に帰るに帰れず、半島内に残った部下も多かったらしい。
また、合戦で負けた代償として龍造寺の血縁のお姫様が所謂人質として有馬氏に嫁いだとか嫁いでいないとか。w
そのお姫様を中心に、かつての配下たちが結束して、この五輪塔を建立した。
雲仙の一部の方達は「龍造寺のお墓」と呼んでいるが、本当は供養塔だった・・・という記事を読んだ記憶がある。
真偽の程は、私には調べようもないが、逸話が残っている史跡というのは面白いものだ。
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ヤマウルシ

2017-06-06 13:48:07 | 植物
6月6日、雲仙では雨も降っていないのに梅雨入りしたらしい・・・。(気象庁発表)
マジか!?
今日の夕方に雨が降り始める予報が出ているので、遅くとも明日かと思っていたのだが。
こんな梅雨入りもあるんだ。

それはさておき、ちょっと危険な植物のご紹介です。
まだ未紹介だったのね、「ヤマウルシ」(表紙写真)です。
ヤマウルシの特徴は、何と言っても見た目でしょうね。
綺麗な『羽状複葉(うじょうふくよう)』をしています。
鳥の羽のような葉っぱを放射状に開いた姿です。
見た目は綺麗なのですが、「綺麗な花には刺がある」の言葉どおり、危険な部分があります。
それは名前にも現れているとおり、ウルシの仲間なのです。
うっかり触ったり、雨の日に下を通ろうものなら、皮膚の弱い方はかぶれてしまいます。
基本情報は、山地に生えるウルシ科の落葉小高木です。
ですがわりと都市部にも見られ、数年前に川崎市に行った時に駐車場のような空き地に生えているのを見かけました。
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ヤマボウシ開花情報(第1号)

2017-06-05 13:24:35 | Weblog
ヤマボウシの開花情報(第1号)をお届けします。
絹笠山;色づき始め(6月中旬)
池の原周辺(国道389号線沿い);色づき始め(6月中旬)
吹越(国道389号線沿い谷間);色づき始め(6月中旬)
妙見岳・国見岳北側山腹;色づき始め(6月中旬)
九千部岳南側山腹;色づき始め(6月中旬)
田代原・吾妻岳山腹;色づき始め(6月中旬)
ちなみに表紙の写真は吹越トンネルです。
今日も1台、車が橋の真ん中に停まっていましたが、危険ですので必ず車寄せに停めて下さい。

吹越の谷間。

第2吹越;妙見岳・国見岳の北側山腹です。

吾妻岳です。

情報館から見た絹笠山です。
どの写真もヤマボウシの白い部分は見えませんが、肉眼では一部に見ることが出来ます。
ですがどちらにしろ、見学にはまだ早いです。
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ミヤマキリシマ開花情報(最終号)

2017-06-05 13:13:38 | Weblog
ミヤマキリシマの開花情報(最終号)をお届けします。
妙見岳・国見岳周辺・・・満開過ぎ(表紙写真)
他の場所ではすでに花期終了です。
今季のミヤマキリシマの開花情報は、これにて終了になります。
昨年よりは5日から一週間ほど遅れましたが、例年並みの推移でした。(どこぞの新聞では“例年より遅れている”と掲載されていましたが、とんだ嘘っぱちです。)
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徒然なるままに

2017-06-03 12:16:13 | Weblog
「徒然なるままに;とくに何もすることがなく、すべきことがなく」
というわけではありませんが、今日は駐車場勤務のため、少しのんびりしています。
事務所なら何かやらないといけない事を見つけるのですが、駐車場勤務はお客様が来ないことには、仕事になりませんからね〜。
ゴールデンウィークも終わって、5月も終わって、ミヤマキリシマももうそろそろ終わろうとしています。
ヤマボウシの問い合わせの電話がかかってきますが、ヤマボウシは梅雨入りしてからですものね、まだちょっと早いです。
島原のセンターに勤務していた時は、今日6月3日という日は特別な日でしたが、離れちゃうとね。
勿論、忘れたわけじゃありませんし、長崎県に住む以上大事な日だって事は分かっています。
しかし、やっぱり直接的に関係のある所と間接的ではその熱量も違ってきますね。
以上、徒然草のように思いついたことを思いつくまま記してみました。
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アカスジキンカメムシ(成虫)

2017-06-02 12:39:35 | 昆虫
昨年の秋、幼虫を掲載したのを覚えていますか?
2016年10月4日「アカスジキンカメムシ(幼虫)」
成虫を見つけました。(表紙写真)
なんでも、日本で最も美しいカメムシの一つ、とか。
幼虫同様、フジやミズキなどの広葉樹の葉や果実から吸汁します。
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