島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

島原城下を歩く(番外編)

2014-05-03 13:36:48 | 雑談・その他
まずは本日の平成新山です。
天気は良いのですが、昨日からの黄砂で霞んでいます。
かなり暖かい日差しが降りそそいでいますが、少し風が強いです。

まだまだ「島原城下を歩く!」の報告途中ですが、島原城内にある面白いものを番外編としてご紹介します。

ここは「松倉重政公御祭祀の祠」です。
いきなり面白いものではありませんが、城内の「古野梅苑」内にあります。
島原城を築城した松倉重政と工事犠牲者を祀っています。
祠の中には重政公の木造が安置されています。
ちなみに「古野梅苑」は、世界で初めて魚群探知器を作った“古野電気”のご寄付により造園されました。
次からは面白いものです。

さて、これは何でしょう?
お城の一角に置かれています。(興味がある方は探してみましょう。w)
市の関係者も知らなかったそうです。
島原市有明町は縄文時代の遺跡がたくさん発掘されています。
一説では、「それをPRするために作った縄文土器ではないか」と言われていたそうですが、どう見ても火焔土器ですもんね。
それで丁度今回のイベントが関係してくるわけです。
今回のイベントは島原城石垣修復の完成を記念しているわけですが、もう一つ、天守閣復元50周年記念も裏の意味があります。(こじつけw)
50年前というと、東京オリンピックが開催された年です。
島原城天守閣の復元は、東京オリンピックの開催にあわせて行われました。
写真の火焔土器みたいなものは、どうやら聖火リレーを行う際の島原での聖火台だったようなのです。
こんな面白いものが出てくるなんて、「島原城侮りがたし」です。

最後に、木の幹に綺麗に並んだ3つの穴を見つけました。
何だろうと不思議に思っていると、「コゲラの巣穴」だとスタッフが教えてくれました。
まさか、こんな場所でコゲラが繁殖しているなんて・・・。
奥が深過ぎます、島原城。
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