島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

天神元町天満神社2

2024-01-27 12:29:20 | 寺社・仏閣
 境内には他にも道真公にまつわる物があります。
 神様の使いとされる牛の像です。
 道真公が太宰府で亡くなられた際に、ご遺体を牛車に乗せて墓地へ運んでいたところ、とある場所で牛がうんともすんとも動かなくなりました。 その場所が現在の太宰府天満宮です。(年末年始のTV番組「博士ちゃん」で知りました。w)
 他に境内には猿田彦大神や、島原市指定史跡「清水川」の遺構があります。(「清水川」については2013年2月13日の記事をご参考ください。リンクを貼ってます。)
 清水川関係で、境内ではありませんが社殿の裏にこんなものがあります。
 石塀の上にちょこんと鎮座した水神様です。  お名前を「ミズハノメノカミ」というそうです。 『古事記』では「弥都波能売神」と書かれ、神社の祭神としては「水波能売命」と表記されます。
 「清水川」の解説で書いたように、ここらは水が出ず、遠くからやっとの思いで水を引いていました。 その貴重な水を守るための水神様が祀られています。
 
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天神元町天満神社1

2024-01-27 11:33:05 | 寺社・仏閣
24.1.27(土) 天気;晴れ 気温;1℃
 「島原市内の新春神社巡り」でまわった神社を紹介します。
 まずはセンターから水無し川方向へ下った麓にある天神元町の「天満神社」に向かいました。
 福岡の『太宰府天満宮』から嘉吉年間(1441〜1444年;室町時代)に勧請されました。
 祭神は学問の神様である「菅原道真公」です。
 太宰府天満宮・菅原道真公と言うと、「東風吹かば 匂い起こせよ梅の花 主人なしとて 春な忘れそ」と詠んだ『飛梅』(※)が有名ですが、入り口には梅紋をかたどった水鉢がありました。
 境内に入ると、石灯籠の上とT字型の石柱に一方が逆立ちした狛犬がありました。
※飛梅・・・京の都で権力闘争に敗れた菅原道真が太宰府へ左遷される際、前述の歌を詠みました。意味としては「(春になって)東の風が吹いたなら、花の良い香りを(私のいる太宰府まで)送ってくれよ、梅の花。 主人がいないからといって、春を忘れるなよ。」です。
 主人(道真)を慕った梅の木は一夜のうちに京都から太宰府まで飛んで来た、という伝説です。
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