島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

オオハンゲ

2012-06-01 13:37:18 | 植物
同じく野田神社内で観察した「オオハンゲ」です。
温暖な山地の常緑樹林下などに生えるサトイモ科の多年草です。
花軸に密集した小さな花(肉穂花序)と、それを囲むように発達した苞(仏炎苞)がサトイモ科の特徴です。
要するに、真ん中に見えている筒状のものが花ということです。
漢字では「大半夏」と書きます。
よく似たカラスビシャクの球茎を乾燥したものを漢方で「ハンゲ(半夏)」と呼びます。
その大型の植物なので「オオハンゲ」と名付けられました。
オオハンゲ自体もカラスビシャクの代用として漢方に用いられます。
コメント
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