島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

平成新山について その1

2007-12-19 13:37:45 | 平成新山
思えば「平成新山日記」なのですが、これまで平成新山については何の説明も解説も行っていませんでした。
平成新山は、平成2年11月17日に普賢岳の山頂より少し離れた「地獄跡火口」と「九十九島火口」と呼ばれていた2つの旧火口から噴火が始まり、約4年6ヶ月の噴火活動を経てできた溶岩ドームです。
来館された方がよく間違われていることは「普賢岳が噴火して平成新山になった(普賢岳=平成新山)」と思っていることです。
普賢岳と平成新山はまったく別の山です。
普賢岳は標高が1359mという山頂を持ったひとつの山(現在も普賢岳の山頂はあります。普賢岳までなら登山することも可能です。)で、その隣に標高1483mの山頂を持った平成新山ができたことになります。
新しく出来た山だから「新山」なのです。
平成7年に終息宣言がでましたが、今現在でも溶岩ドームは熱を持っており、写真のように白い水蒸気を上げています。
コメント
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