島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

6月3日

2007-06-03 11:39:19 | 平成新山
1991年6月3日、突如として発生した大火砕流に43名もの方が巻き込まれてしまいました。
今日で16年をむかえます。
「10年ひと昔」と言うもので、16年以上経過すると今の小学生には昔話のように聞こえるようです。
まだ私と同年代や少し下の世代までは、テレビのニュースなどで連日放送されていたこともあり、「平成の大噴火」といえば知っている方も多いのですが、イベントなどで子供たちを相手に噴火の話をしても現実味を帯びたものとして捕らえることができず、ポカンとしている子が多いです。
写真は「定点」から撮影した平成新山の姿です。
現在でも立ち入り禁止区域に指定されている場所ですが、今日は慰霊のために特別にゲートが開かれ、入ることが出来ました。
このような場所をどのように残し、またいかに子供たちの目に触れる機会を増やすことが出来るかで、伝え残すのか風化していくのかが決まっていくのではないでしょうか。
当センターも「後世に伝える」その一役を担えるよう頑張ります。
コメント
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