事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2020年1月号 2020

2020-01-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2019年12月差額号PART2「袋の中身」はこちら

今年の2月は29日まであります。つまりはうるう年。ということはオリンピックイヤー。まあ、細かいことをいえばうるう年に夏季オリンピックが開催されるという法則はまちがいです。というのも、うるう年はこんな年だから。

〈法則1〉西暦を4で割って、割り切れる年が閏年

ですから今年は4で割り切れるのでうるう年。ところが

〈法則2〉閏年でも、100で割り切れる場合は閏年としない

え?確か2000年はうるう年で、シドニーオリンピックがあったじゃないかと気づいたあなたはえらい。しかしうるう年にはもうひとつ決まりがあります。

〈法則3〉法則2の場合でも、400で割り切れる場合は例外として閏年

2000年は、4でも100でも400でも割り切れる稀有な年だったわけ。だから2100年は平年ということになり、オリンピックイヤー=うるう年という法則がここで崩れるわけです。信用できない?じゃあお互いに長生きして確認してみましょう。

さて、日本人ほどオリンピックが好きな国民はいないと言われています。いったいそれはなぜなのか、ということを一年かけて説明したのが去年の大河ドラマ「いだてん」でした。

低視聴率ばかりが評判になっていましたが、わたしはこれまでのベスト大河だと断言できます(第二位は「太平記」)。視聴率の低迷の原因には、宮藤官九郎の脚本が複雑に過ぎたとか、ビートたけしの滑舌が悪かったとか、いろいろと批判も。でもきっとこんな人もいたはず。

・オリンピック礼賛の国策ドラマなんか見たくない。

わかります。でも、宮藤官九郎は主演の阿部サダヲにこう言わせているのです。

「(戦争で迷惑をかけたアジアの国々のためにも)日本人は面白いことをやんなきゃいけないんだ!」

やるなークドカン、と納得させられましたね。

ということで1964年、うるう年の東京オリンピックの成功体験が、日本人をますますオリンピック好きにしたわけですが、おかげでこの2020年にもいろいろな影響がおよんでいます。

とにかくオリンピックまでは……とあらゆることを先送りしたため、はたしてこの秋あたりから経済がどのようになるのかさっぱり読めないのです。だいじょうぶかニッポン。

さあ、学校にどんな影響があるかというと、 

・GIGAスクールネットワーク構想

・児童生徒一人1端末の実現

・ICT指導関係の人員を2022年までに4校に一人配置する

景気のいい話ばかりが並んでいますが、これ、本当に教育現場の意向をくんだものなのかなあと不安になりませんか。

もっと直接的に学校に関係することとして

・4月1日から、地方公務員法と地方自治法の改正によって、酒田市の非常勤職員が

【会計年度任用職員】

という新しい存在に変わります。このあたりを、次号から特集します。なぜ今月号でやらないかというと、そうです忙しいからです。ほんとに、2月が1日多くて助かった。

画像は「フォードVSフェラーリ」Ford v Ferrari (2019 FOX)
主演:クリスチャン・ベイル マット・デイモン

1月にしてもう今年のベストワン決定!(笑)。隣で妻は号泣、わたしも涙が。ジェームズ・マンゴールド作品にはずれなし。

ということで2020年2月号「会計年度任用職員」につづく

 

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