事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

タイガー&ドラゴン(TBS)

2008-01-15 | テレビ番組

Tg  トンネル抜ければ 海が見えるから 
そのままドン突きの三笠公園で
あの頃みたいに ダサいスカジャン着て 
お前待ってるから 急いで来いよ

俺の話を聞け!5分だけでもいい 
貸した金のことなど どうでもいいから
お前の愛した 横須賀の海の 
優しさに抱かれて 泣けばいいだろう

俺の俺の俺の話を聞け!2分だけでもいい
 お前だけに本当の事を話すから
背中で睨み合う 虎と龍じゃないが 
俺の中で俺と俺とが闘う
ドス黒く淀んだ 横須賀の海に浮かぶ
月みたいな電気海月よ ハッ!
Tiger and Dragon
作詞・作曲 横山剣

Tigardragon_2 ブッフォ!ついに今夜(2005年6月24日)が最終回。DVDでじっくり見てから特集しようと思っていたけれど、もう辛抱たまらん。緊急特集。

 宮藤官九郎の(内容が)良くも(視聴率が)悪しくも代表作である「池袋ウエストゲートパーク」の長瀬智也と「木更津キャッツアイ」の岡田准一を競演させるそのネタが、意表をついて【落語】だったことだけで、このドラマが傑作になることは必然だった。落語というフィルターを通すことで、てらいなく泣かせる仕掛けが完成していたのだから。毎週泣いていたのはさゆりちゃんだけではないのである。しかし、クレイジーケンバンドのテーマソングを聴きながら、わたしは恐ろしいことに気づいてしまった。ちょっと詞を読んでもらおう。

 ドラマの特徴をよくつかんだ見事な詞だ……と思ったのだけれど、これが逆だったとしたらどうだろう。つまり、曲の方が先にあって、この詞にインスパイアされて脚本の方向性ができあがったのだとしたら?

 つまり「俺の・俺の・俺の話を聞け~」が、「俺のを聞けぇ」に聞こえて、ネタは落語にしようと決定。「貸した金のことなぁど~」で、借金返済をドラマの横軸に導入、とか。

まっさかー!とつっこまれることを承知の上でわたしは思う。磯山晶プロデューサーと宮藤官九郎のコンビなら、そのくらい平気でやってしまうだろうと。そして、そんないい加減な動機ですら、これだけの傑作に仕立てる才能を、彼らは確実に持っているのだと。

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マンハッタンラブストーリー(TBS)

2008-01-15 | テレビ番組

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」はこちら

Mhls01 2003年末、わたしはこのドラマに熱中しており、しかも例によってクドカンのドラマらしく視聴率が低迷していることに切歯扼腕していたのだった。

ところが、やはり類は友を呼ぶというか、わたしのメルマガの読者も同様にこのドラマに淫していたのだった。よかったー。それでは5年前の熱狂を……

来た来たこのドラマにはレスがっ!DVDでじっくり観てから特集しようと思ったけれど、状況はそれを許しそうにない。早速ご紹介だ。

Mail04c 私も「白い巨塔」は苦手でもっぱら「マンハッタン~」を見ています。
ちなみに、及川ミッチーのお母さんだったかが大蔵村にゆかりのある方だそうで親戚の女の子が派遣調理員やってます。それとウチの学校の用務員さん(25歳女性)はミッチーの大ファンで毎週「マンハッタン~」の翌日にはミッチーがとってもミッチーらしくてよかった話で盛り上がってます。なんといってもダンスのシーンが最高だと。キョンキョンもいい味出してるし、松岡の独白が笑えるし、先週なんか日本シリーズで2時間近く遅くなったんだけどしっかり見てから寝ました。
          
Mail04a 「マンハッタンラブストーリー」毎回欠かさず見てますがハマりますね(^0^)
土井垣のデニーロの物真似……似てましたか?(笑)うちのオヤジいわくベッシ―を見て「そーなんだよなー、このテのオトコは一人のオンナにとどまれないんだよなー」などとしたり顔で解説してましたがうらやましがってるようにしか聞こえないって。←ちなみにオヤジはまじでコロンボファンです(笑)
やっと2時間ドラマの帝王・船越も絡んできてますます目が離せませんね(^◇^)
個人的には演技・踊りがサイコ―の及川ベッシ―に一票。


Mail03c センセイ、もちろん「マンハッタン」の最終回はリアルタイム・録画を問わずチェック済み……ですよね?←決めつけ。
んもう最後の最後までクドカンにやられっぱなしでした。テイストが違うので比較するのもナンですが、好みで言えば私は木更津よりこのマンハッタンの方にハマっちゃいましたねー。Mhls02 「セプテンバー」に合わせてのベッシ―ダンスもサイコ―にいけてたし(毎回ミッチ―のコンサートに足を運ぶ友人の話では、いつもあんな雰囲気のダンスをするらしいっす)全編通して一番笑えたのは岩松了扮する、忍っちの「実は母親です」ギャグかな。

しかし「トリック」も終わっちゃって木曜夜がいきなりサビシクなっちゃったなあ。視聴率的には苦戦だったらしいけど記録より記憶!気持ちは早くも続編か映画化をお願いしたいところ。それでもノベライズやDVDがしっかり発売されるあたり、さすがクドカン&磯山Pコンビは転んでもタダでは起きませんね(笑)

Mail04b あ~おわっちゃったね。おもしろかったあ……で、最終回録画しててよかった。
最後に超どんでんがえしがいっぱいで、くらくらしてきたもんね。
エンディングからがドラマだったし……もう1回見ないと。でも、最終回でやっと軽井沢夫人がまともだったね。
あとね、及川光博って、見直しちゃった。このドラマをみるまでは、ちょっと、って思ってたけど、この役ぴったりで、いい男じゃない!いままで役に恵まれていなかっただけ?

Mhls03 ……ドラマのTBSがお送りする秋の新番組で題名は「マンハッタンの恋の物語」。田村正和でも出てきそうな感じ。

しかしスタッフは磯山晶(美人)がプロデュースして宮藤官九郎が脚本。ただの恋愛モノにはなるまいと思ったが、まさか場末の喫茶店マンハッタンに集まる連中の片思いの物語とは。

構成はメチャクチャにしゃれていて、登場人物の頭文字がそれぞれの回のタイトルになり、その回で活躍する。

A=赤羽(小泉今日子

B=別所(及川光博……ベッシー。おそらくこのドラマが最高の当たり役になった)

C=千倉(森下愛子)って具合。

脚本の冴えはいつものことだから新年から始めるつもりの新シリーズ「名脚本を読む」で特集するけれど、連続ドラマをワンクールすべて観るなんていつ以来だろう。前にも紹介したように同僚にもこの番組のファンはいて、おかげで外勤に出るときには店長(松岡昌宏)のセリフで「ちょっとウエハース買ってくる」なんてギャグを飛ばすことができてうれしい。月9が全盛期のころは、会社の給湯室でOLが似たようなことをやってたりしたんだろう。

Koizumi01  いやしかしこのドラマの特徴は、その徹底した低視聴率である。平均で8%。ひどいときには5%台なんてこともあったらしい。熱狂的なファンは木更津同様に多いだろうからノベライズやDVDで稼げるのだろうけれど、磯山Pも頭が痛いだろう。

それにしても、この時間はみんな「白い巨塔」観てたってこと?そりゃー惜しいことしてるよなー。

※ひと言加えておく。われわれの世代に、小泉今日子に「よろしくお願いします」と言われて拒めるヤツはいない。いるわけがない。

「タイガー&ドラゴン」につづきます

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