陰陽師的日常

読みながら歩き、歩きながら読む

サイト更新しました

2005-10-06 21:22:37 | weblog
――I've said too much,
  I haven't said enough
(R.E.M. "Losing My Religion")


サイト、更新しました。
http://f59.aaa.livedoor.jp/~walkinon/

『ワインズバーグ・オハイオ』ついにアップしました。
うぅ、大変でしたぁ。

「終わってしまえばどうということはありません」
この言葉を以前うかがったことがあって、おおっ、カッコイイ! って思ったんです。

自分が釣った魚は大きい、というかなんというか、自分がやったことって、すごーく大層なもののように思えませんか? わたしは少なくともそうです。大変だったら、あー、すんごい大変だった、もー、すんごいがんばっちゃった、なんて、すぐに言ってしまう。

これも一種の体験主義と言えるのかもしれないのだけれど、どうしてもわたしたちは、自分が見たもの、自分がやったこと、なにもかもそれを中心に、ものごとを組み立てていってしまう。もちろんそうしていかざるをえないのだけれど、その一方で、外から自分のやったことなしたことを見る目を持ちたいと思うんです。

気負わず、衒わず、「どうってことないです」って言えたらなー、って、その言葉を自分の中に大切にストックしておきました。

そしたら、願ってもない場面に遭遇したのです。
しんどい仕事を頼まれて、優に30時間を超えるほど、睡眠時間も削って、せっせと仕上げました。
できました、って持っていったら「どうもありがとう、大変だったでしょう」って。
一瞬、言おうか、って思いました。いまがチャンスだ!

だけどね、考えてみたら、ボランティアなんです。もちろん、なんにせよ仕事がいただけるのはありがたい、と思わなきゃならない。それでもね、期限とか、ほかの仕事とか考えると、必ずしもありがたいとばかりは言えない。
「終わってしまえば…」と言いかけた言葉を呑み込んで、「ええ、かなり大変でした」って言っちゃいました(笑)。

「それはご苦労様」って、おいしいお昼ゴハンをごちそうしてもらいました。
ええ、それが30時間を超える労働の対価です。てんぷら定食、三人分くらい食べてやろうかと思いましたが、悲しいことにわたしの胃袋は大きくはないんです。あきらめて、一人前、おいしくいただきました。

「終わってしまえば…」は、またつぎの機会にとっておきます。

この間書いた「プロになれますか」は、明らかにふたつ、別個のネタを盛り込んでしまったので、木に竹を接いだみたいになってます。それもなんとか書き直さなくちゃ。それもちかいうち、サイトにアップする予定です。あ、あと、フォークナー、あとがきが尻切れトンボだったんで、少し書き直しています。

ということで、それじゃ、また♪
昨夜、頭が痛かったんで、九時ごろ寝たら、今朝、四時前に目が覚めました。おかげでもう眠くて、目がふさがりそうです。だけど今日はがんばってもう少し起きていよう。四時前って、真っ暗で、深夜なんだか、夜明け前なんだかよくわかんなかったです。