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LE UN鮒鶴京都鴨川リゾート


写真は、鴨川からの外観(左が新館、右が本館)。

LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートは元料理旅館をリノベーションした結婚式場、パーティースペース、フレンチレストランの複合施設で、
五層楼閣純和風建築の建物は登録有形文化財です。

アクセス
京阪電車の清水五条駅で下車し、3番出口から地上に出ます。
そのまま五条大橋を渡り、渡り切ってすぐの木屋町通へ右折します。
木屋町通を松原通も越えて約400m北上した右手に、LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートがあります。

鮒鶴は、明治3年に鮒を扱っていた田中鶴三郎が仕出し屋として創業しました。そのため屋号が「鮒鶴」になったそうです。
大正11年に現地に移転し、大正14年に柴田四郎設計、木造3階の本館が出来ました。現在の敷地の北側です。
昭和9年に鉄骨4階建て(中3階含め5階建て)の新館を、南側に増築しています。
そして平成20年に歴史的建造物などを後世に遺すべく、LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートとなっています。

上記の様に結婚式場、パーティー会場としても利用されますが、普段は食事に利用しやすいです。夏は川床席もあります。
またお願いすれば、館内を案内もして頂けます。

木屋町通に面して、左手に本館への入口が、右手に新館への旧門があります。
本館への入口に進むと、足元には瀬田川産の真黒石の沓脱石が埋まっています。
玄関を入ると正面に広いラウンジがあり、ここが待合になります。
ラウンジの奥は禊川で、夏はここに川床が造設されます。
すぐ右手には昭和初期アメリカ・オーチス社製のエレベーターが現役で活躍しています。
扉が手動の東華彩館の次に古いものだそうです。
そして右手奥の廊下を進むと、広いダイニングがあります。
食事はこちらで戴きます。

2階へ。
2階への階段の手すりは真鍮です。
2階に上がったところに大きなホワイエがあり、右手がギャラリールーム、左手奥にVIPルームがあります。
VIPルームは25名程の個室で、竿縁天井、違い棚や床の間も残っています。
ギャラリールームは昔のスイートルームにあたる大きな個室を2つつなげたお部屋です。
奥側は新しく直された網代天井、手前側は格天井で床の間、付書院や火頭窓が残されており、天井の中央には小村大雲の群鯉遊泳図(板絵)がはめられています。

3階へ。
3階はホワイエを挟んで、グランドホールルームがあります。
まずこのホワイエとの仕切りにかつての欄間の透かし彫りが再利用してはめ込まれているのも見どころです。
グランドホールルームは、かつての大広間です。
200名程入る大きさで天井まで5mあり、折り上げ格天井になっています。
この天井の折り上げが非常に高いです。
欄間は東山三十六峰で、外との景色と同じです。

4階へ。
最上階はオープンスペースとチャペルがあります。
オープンスペースから東山が一望出来、ほぼ正面に清水寺があります。
背後を振り返ると唐破風の屋根と入母屋造の塔屋があり、エレベーターの機械室です。

右手のチャペルに入ります。
こちらもかつては大広間でしたが、今はチャペルになっています。
船底天井に窓枠にはオールをモチーフにしたデザインになっており、船を思わせるような造りです。
これも今では人の門出を祝う船出という意味も込めているそうです。
 

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