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聴竹居2 閑室・茶室
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写真は、閑室の外観。
2023年の9月に全面改修が終了し、閑室(かんしつ)は一般見学で茶室は月1回土曜日の特別見学で見学できるようになりました。
閑室
離れの閑室は書斎のような使い方をしていたそうです。
石段を上がると玄関ドアがありますが、正面と調理室からとの2面に扉があります。
玄関間を経て奥に入ると手前に板敷の広間、奥に上段の間、左手奥に配膳の間があります。
こちらは数寄屋建築です。
広間は船底天井ですが、手前が縦に葦、横に竹をランダムな本数に固めて通し、さらに縦に細い赤松の竿で、奥側が竹の網代に赤松の竿になっています。
右角にL字にソファーがありますが、その角にもL字に違い棚を造りつけています。
上段の間は3畳で右脇に付書院、奥に広い床の間を設けています。
そこに自ら作成した陶器を飾っていたそうです。
ほぼすべてが直線ですが、上段の間の袖壁だけ弧状に繰りぬかれています。
表門を入って正面に石段の左手を進んだ奥に茶室があります。
茶室の手前の階段を降りると、庭園があります。
茶室は一段高いところにあり、上から石組みで滝を造りここから庭園の手前に流れ下ってきます。
茶室は中央に玄関があり、左手の大きな躙口のような扉は中では台所につながっており、仕出しなどを搬入する扉です。
右手奥に巨石と手水鉢から流れ落ちた小さな池があり、飛び石を渡ってその上に腰掛待合があります。
玄関を入ると左手に前述の台所、正面手前が板の間、正面奥に2畳板の間の小間、左手に6畳の広間がL字に一段高くなってあります。
板の間には右手に市松状の窓に造り付けの机があります。
6畳間の左手奥から1.5畳は広い床の間で、竹の落とし掛けが右では竿縁と交差するため、右の上は壁がなく宙に浮いてます。
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