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カトリックヌヴェール愛徳修道会

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写真は、聖堂の外観。

カトリックヌヴェール愛徳修道会は大正12年に聖母女学院を創立したフランスの修道会です。
こちらの本館は元陸軍第十六師団の偕行社(かいこうしゃ)でした。

アクセス
京阪電車の藤森駅で下車し、東口から出ます。
左手にある細い橋で川を渡り、そのまま直進します。
約50mで奈良街道に出るので、左折します。
約200m進んだ右手に聖母女学院の表門がありますがこれを通過し、さらに約110m進んだ交差点を右折します。
右折して約220m進んだ右手に、カトリックヌヴェール愛徳修道会の表門があります。

偕行社は軍の社交場で、明治43年に竣工しました。
終戦後民間に払い下げられて、第十六師団の司令庁舎が聖母女学院の本館に、北東にあった偕行社はカトリックヌヴェール愛徳修道会の本館になりました。

以前にTELで拝見した旨連絡し、日時を設定してお邪魔しました。
表門を入ると広い前庭、アプローチがあり、右手は事務所です。
正面の植栽の奥に車寄があります。
瓦屋根で車寄は千鳥破風ですが、屋根を支える柱は洋風です。
玄関を入ると外周を1周できる廊下があり、その中央に大きな聖堂があります。
聖堂の天井は漆喰で、洋風の装飾の格天井になっています。
しかしこの模様が部屋の左右は壁で途中で切れています。
そこで左右の部屋の天井を見ると続いており、端が折り上げになっていました。
よって元は左右の部屋も含めて1室だったのをを、大きすぎるので左右を区切って別に部屋にしたようです。
さらにその外側にも個室がありますが、そちらは暖房効率を考えてでしょう天井を低くしてあります。
恐らく今の低い天井の上に元の装飾のある天井が残されているのではないでしょうか。

外に出て、玄関に向かって左手奥に小さな小屋があります。
こちらは天皇陛下が使用するために造ったトイレだそうで、今は倉庫のようになっています。

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