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法華寺 北野

写真は、本堂(正面)と庫裏(右)。
法華寺は北野天満宮の南側のエリアにある法華宗寺院で、京都に来た日像はこの地から布教活動を始めたそうです。
アクセス
北野天満宮の門前、今出川通を挟んだ反対側に細い道があります。
これが御前通で、これをまっすぐに進み(南下)ます。
約200mで最初の交差点になり、これが一条通ですが、ここも直進。
さらに約150m進んだ右手に、法華寺の表門があります。
北野天満宮の門前から京都での布教活動を始めた日像は、町衆を中心に信者を獲得していきました。そして真言宗の僧であった妙實上人と出会い、日像の弟子となりました。
日像亡き後は、この妙實上人が京都での布教活動を引き継ぎます。妙實上人は雨乞いの祈祷に成功し、天皇より日蓮聖人に大菩薩、日朗上人・日像上人には菩薩の三菩薩の号を賜りました。その記念にこの地に造った法華堂が、この法華寺の基だそうです。
後、天文法華の乱で京都の法華宗は衰退しますが、江戸時代の乾性院日進上人によって、法華堂が再建され、法華寺となりました。
表門を入ると左手に妙見堂、右手に庫裏と客殿、正面奥に本堂があります。
通常はお堂の中には入れません。
毎月妙見会や奉納演奏会を開催されており、その際は妙見堂に入れます。
妙見堂の内陣には左手から神力明神像、鬼子母神像、十羅刹女像、妙見大菩薩像(正面)、七面大明神像、泉龍弁財天像がお祀りされていました。
また客殿も扉が開放されており、朱北樵筆の松の襖絵なども観られました。
本堂には本尊の日蓮大菩薩像、日朗菩薩像、日像菩像や大覚大僧正妙實上人像、乾性院日進上人像に中興 選澍院日順上人像がお祀りされているそうです。
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