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2016 5/5の拝観報告6(石峰寺 伊藤若冲特別展示会)


写真は、書院の玄関

伏見稲荷大社の東丸神社の脇から南へ進みます。
東に2回曲がり、ぬりこべ地蔵の前を通過して、12:00にやってきたのが石峰寺です。

4/26~5/5まで、恒例の伊藤若冲特別展示会が行われていました。
ちょうどこの頃、東京都美術館で若冲展を開催しておられてこともあるのか、30名程も来ておられました。

前回は書院の1間でしたが、今回は3間に拡充していました。

訪問時、ちょうどお寺の方が画の説明をしておられました。
僕は絵画などには疎いのですが、作品の年代を識別するポイントがいくつかあるとのこと。

1つ目は落款印。
落款印は同じのを使っているため、年代が進むにつれ「印の欠け具合」が進んでくる。
その欠け方である程度識別できるそうです。
確かに右下はほとんどどれも印が欠けているため、最初に印自体が欠けたんでしょうね。

2つ目は墨の濃さ。
初期の作品ほど、墨の濃さが濃い傾向にあるそうです。
後期のものほど、墨が薄いようです。

最後は描き方。
初期のものは細かく、どちらかというと写実的。
後期のものは大雑把というか、概念的になってくるようです。

床の間にあった虎図は、5/10~5/24は前述の東京都美術館の若冲展に出展されるそうで、「これが終わったら、東京行きです」と言って笑っておられました。

最後になみへいさんが石峰寺が初めてということでしたので、五百羅漢の庭にも行って、12:30頃にこちらを出ました。

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