日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「おぼろ日に」1首

2014年04月23日 | 日記
春霞の夕暮れ前、陽光が一面に拡散して梢を浸し、ところどころに見える花や人影は、輪郭がまばゆくぼやけて、うっとりした風に溶け入るようでした。

おぼろひに かすむこずえや はなもひとも かぜのにおいに とけてまぎるる
おぼろ日に かすむ梢や 花も人も 風の匂ひに 溶けて紛るゝ
(陽光に霞み膨らむ梢が一面にまばゆく広がり、ところどころにぼんやり見える花や人影が、風に溶け入っています)

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