日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「花陰の奥処に浮かぶ」再推敲

2015年03月31日 | 日記
 「たそがれの色」を「うつろの淡き」としましたが、落ち着きません。枯草色と薄い夕日のほかに何もない、空虚な感じを出すために、さらに推敲しました。まだ落ち着きませんので、時間をかけて推敲を繰り返したいと思います。

したばえに さしいるひかり はなかげの おくかにうかぶ こがねのあわき
下生えに さし入る光
花陰の 奥処に浮かぶ
黄金の淡き

(夕日が真横からさし入って、木々や花々に隠れた下生えを照らし、何もない潜まった空虚な空間に、黄金の光が、もうすぐ見えなくなるほど淡く、浮かび上がっています)

*******
日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
くりぷとむねじあ和歌集
古語短歌への誘い


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「春日の揺らぎ」再録 | トップ | 「花の風」再録 »

日記」カテゴリの最新記事