彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『戦国怪談話』その4 小少将の呪い

2011年08月26日 | 『戦国怪談話』
安土城を築いたのは織田信長公ですが、この信長が亡くなった本能寺の変に関して、信長が呪われていたというお話が幾つかあります。


その一つが8月20日(『戦国怪談話』当日)に呪いをかけられたというお話です。
元亀4年といいますから1573年(天正元年)越前朝倉氏が8月20日に滅びます 。最後の当主朝倉義景という人物は身内の裏切りにあって亡くなるのですが、このとき義景の正室だった人に小少将という女性がいます。

小少将のお父さんは斎藤義龍という人物でした。義龍は、美濃の国主でしが信長に攻められて国から追われ、朝倉義景に仕えた人物だったのです。

小少将にすれば、父親が国を奪われ(そして6日前に討たれている)、夫も自害に追い込まれ、そして息子の愛王丸も捕えられて処刑された訳ですから、信長を恨みながら一乗谷の自分の屋敷(諏訪館)で自害しました。

その遺体は野犬に食い荒らされて無残な姿だったそうです。

この時に、斎藤氏の一族だった明智光秀に乗り移って本能寺の変を起したという話が、よく語られます。


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