お弾き初めというのは正月二日が多いらしいけれど、
ま、今年初めて、には変わりないので今年は今日ということに。
まずは筝を平調子で。
春の温習会恒例の組歌、それと29日の演奏曲。
三絃に持ち替えて、温習会での演奏曲。
同じ二上がりなので、久しぶりに『萬歳』もフルで弾いてみる。
筝を古今調子にして、『冬の曲』、
続けて練習も兼ねて、『秋の曲』
最後に、『暁の歌』
去年、復興を願うお家元の想いが表れた選曲に、思わず手を挙げて、
想いをこめて暗記演奏していたわりには、ところどころ忘れかけている。
気持ちも新たに、今年はお稽古に全力投球する予定。
それにしても『秋』の調子替えには納得がいかない。
六と斗を一音ではなくて半音上げにしたほうが、絶対に、明らかに、
音楽として美しいし、目の前に情景が浮かぶようないかにも“秋”な音になる。
・・・って、じつは、音楽的にいろいろ追究してそう思ったわけでは全然なく。
単に、ずうーっと、何の疑いも抱かずに、間違えて半音上げで予習していたことに、
今日初めてチューナーで調弦を確認していて今さらようやく気がついた、ってだけだが。
吉沢検校の古今組5曲中、春・夏・秋・冬の4曲は、
別人が器楽的な手事部分を作曲して現在の形になったといわれているけれど、
『秋』は確かにそうだなと思ってしまう“とってつけた”感。
別人が作曲したうえに、書き間違えた譜が出回ったんじゃ・・・
なんて悪あがきな妄想をふくらませてみたり。
なんだろう、これ、替手と合わせればしっくりくるようになってるんだろうか。。。
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