ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

明日は家で仕事しよっかな

2010-02-17 21:06:48 | 仕事人ヒイラギ

昨夜は、ちゃんと夜、それも日付が変わる前に寝た。
限界を超えちゃって気を失うんじゃなくて、眠ろう、と思って寝た。
それでも、疲れきってたらしい。

目覚ましを一度止めたのか、止めたまんま寝ちゃったのか、
いつも家を出る時間近くになるまで、一度も目が覚めなかった。
すっかり朝のはずなのに、窓の外は薄暗い。
お日さまが出ないのも、回復が遅れてる一因にちがいない。

咳が出て、かったるい。

周りに風邪ひきさんもいないし、
このところひとりで仕事してて誰かからもらったわけでもないハズなのに、
なぜか風邪っぽい。

明日の夜までに治るかな。
ひと月ぶりの、師匠のお稽古なんだけどな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレンタインコンサート

2010-02-16 22:18:11 | 芸能人ヒイラギ

ここ何年か、バレンタインデーは師匠につかまっている。
娘先生が邦楽アンサンブルのコンサートに誘われて出演するので、
お願いだから聴きに来てやって 私も行くから♪」てな調子で。

なんでバレンタインデーに邦楽コンサートやることになったのか、
ずっと不思議に思いつつも、相変わらずつかまっている。
こういう日だから、若手に来てほしいらしい。

今年は、ロシア公演でご一緒させていただいた藝大のH先生が、
司会を担当されていた。
お世話になったお礼と、たまたまこういう日だから、ってことで、
バラの形のチョコレートを差し入れ。

終演後、師匠&娘先生からきかされたところによると、

「ヒイラギさんからチョコレートもらったって、
 H先生、もう喜んじゃって喜んじゃって♪」

へー。

帰りぎわ、
師匠の荷物持ちでついて来ていたイケメン準師範のYクンに、
余ったチョコレートを一箱、ハイ、ってあげたら、
目をキラッキラ輝かせながら、

「これって義理チョコですか
 でもヒイラギさんからボクにですよね
 ボク、ヒイラギさんからもらったんですよね


なぜか何度も念を押された。

男の人に甘いものをあげるって、なんか変わってるなーと思ってたし、
チョコ屋の陰謀だよな~ってずぅっと思っていて。

舞台では男役だったし、もらうことのほうが普通だったから、
チョコあげる活動には参加したことがなかった。
珍しすぎたのかな。

ふたりとも、処分に困るぐらいもらい慣れてる人たちのハズだけど。

そんなにうれしいことだったのかー。



<本日のぬらりひ占い>

:仲間運下降気味
オペラ仲間さんたちが仲間のお祝い会をしてくれるでしょう

それって「下降」なのかな…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼんやりタイムとロールキャベツ

2010-02-15 22:00:31 | ヒイラギのひとりごと

土曜の夜に、オペラ仲間さんたちが博士のお祝い会をしてくれた。

ま、実際には、お祝い会というのは半分。
もう半分は、駆けつけてくれたもうひとりのゲストと、
みんな間近にお話したいことがいーっぱいあったみたいで。

予想どおり、ほとんど彼がみんなの真ん中でしゃべっていてくれて、
その隣で、すっかり安心してぼんやりとしていられた。

そんな風にしていられる時間はお正月以来で、
ほんの数時間後には、張りつめた時間のなかに戻るって分かってたし。

案の定、帰宅してからは、ふたたびタイムリミットとの闘い。
ひたすら原稿を書き続ける。

気がつけば、月曜日。
修士課程の論文発表会を聴きに来た先生に、
部屋でふらふら仕事してるところを見つかって、

「食べなきゃダメ」

と洋食屋さんへ強制連行された。

心の豊かさを犠牲にしてまで働いて幸せになれない社会は間違っている、
とぼやく先生はハンバーグと目玉焼き。
大きく頷きつつお箸で食べる、懐かしいような味のロールキャベツ。

なんか、またほんの少ぉーし心の元気を取り戻した気がした。



<本日のぬらりひ占い>

:気持ち運好調かも
そのころ気持ちでいじめられていたからでしょう


そうなのかもなぁ。
深いなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感じるままに

2010-02-14 23:57:20 | ヒイラギのひとりごと

Bambooさんが「習い事」という記事を書いていて。

ちびちゃんが、これからの長い人生を心豊かに生きていけるように、
というBambooさんの気持ちも分かるし、

連れて行かれた先で体験することは楽しいけど、
決まった日時に決まったところに「通う」っていうことや、
知らない人がいっぱいいるところに自分から行くっていうことが、
ただただ不安で、憂鬱だったり心細かったりする、
ちびちゃんの気持ちも、とてもよく分かる。

中学生にもなって、塾にいくのがイヤだと大泣きしたのは、
そのころ学校でいじめられていたからで。
同い年の子が集まってくる場所になんか行きたくなかった。

両親に押し切られて、少しだけ塾には通った。
イヤでイヤで、どこも悪くないのに、微熱が下がらなくなった。
中3になってからは、学校にも塾にも行かなくなった。

そんな過去をもつヒイラギが、
尊敬できる師やたくさんの仲間に囲まれている今、思うのは、
大事なのは〝感性〟かなということ。

〝自分〟がちゃんとできていなくて幼い間は、
勉強や習い事そのものが目的のように思えてしまうもの。
だから、つまらなくて、しんどくて、気が重い。

塾に通うよりも、心に響く知識や学者さんに出会うこと。
ピアノを習うよりも、心に響く音楽をたくさん聴かせてもらうこと。
英会話教室に行くよりも、心に響く外国の風景や人とじかに接すること。

そしてなにより、

ほんのかすかな季節の移ろいのなかにも、胸を打つ美しさがあることを、
感じ取り、味わい、表現できるだけの五感を養うこと。

そういうほうが大切かなぁ、って思えるようになったのは、
大人になって、自分で勉強したいとか歌いたいとか思ってからのこと。

目に映った風景、耳に届いた音楽、言葉、それとも風のそよぐ音――
どんなことも、素直にそのままに感じられる心。
それがいちばん大事、って気がしている。

「言ってもきかない子だから」と途中で親があきらめて、
放ったらかしにしてもらったおかげで、
感性のままに生きてこられたのかな、という気もする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だめだ・・・

2010-02-11 22:01:30 | ヒイラギのひとりごと

消耗しきった状態では、ムリみたい。

原稿書くのも。
稽古するのも。

こういうときは――



あきらめよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非常識な常識

2010-02-10 22:23:26 | 仕事人ヒイラギ

闘っている相手は、こいつ。
手ごわいのなんの。

なにしろ、

なんでもかんでもだれにでも、PDF添付で通知を転送してくる。
(Adobeからよっぽどなんかもらってんのか

4月どころか、GWが終わり梅雨も夏も台風も過ぎても、予算が来ない。
(うち、3年目に突入してる複数年度プロジェクトなんだけど

お金が入ってこないうちから「今年度はいつもより早く決算終われ」
(だったらとっとと予算よこしなさい

「年度末にこんなに冊子つくって配るアテあるの
(おたくからの予算が遅すぎて年度末になってるだけです

「とにかく冊子の印刷だけは、大学の出入り業者にしましょう」
(本当に、なんかもらってるでしょ

「7月から通知しているとおり、今年度予算は2月以降執行禁止です」
「2/15以降、予算を執行してはなりません」
「どうしても執行しなければならない場合は残額の計画表を提出しなさい」
「決算処理が遅いと文科省から怒られてるから早くしなさい」

だから早く予算をよこしなさいって言ったでしょ
やっと配分されたのは11月でしょ
会計年度は4月から始まるって知らなかったわけじゃないでしょ
12か月分の予算まるまる、3ヶ月で使いきれるわけがないでしょ
予算の執行計画書なんて、去年の3月に出してあるでしょ

あのね。

文科省が遅いっていってるのはおたくの仕事のことなの
一昨年度の監査にこの12月までかかってるってどゆことなの
3月に決算したら、その年の6月末には監査なの、普通

だいたいね、資本主義の世の中では、
仕事っていうのは、お金が動かなきゃ回らないわけ。
てことはつまりね、お金の動きが止まったときは、
仕事が完全に止まるときなわけ。

言ってもムダか。 あほらし。



<本日の名言>

「椅子は袖をまくって着てください」

ムリだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

限界の向こう側

2010-02-09 21:43:00 | 仕事人ヒイラギ

先週の土曜日。
とにかく周りの人たちはみーんな、
いつまた倒れるかと、一日中ヒヤヒヤして見ていたそうな。

オペラの舞台に喩えるなら、
製作総指揮と、演出と、指揮と副指揮と合唱指揮と、
大道具・小道具、照明、それにホールスタッフの総括まで、
出演者と観客以外の役割すべてをひとりでやっている状態。

金曜の夕方には、周りの音が遠くの出来事みたいに聞こえて、
チーフからの電話を切って気がついたら椅子から落ちて倒れていた。
冷や汗が出て、手足が震えて、まっすぐ立っていられなかった。

とはいえ、一夜明けたイベント当日の朝からが、
最大のクライマックスに向けての長ーい長ーいクレッシェンド。

先生もチーフも応援の学生さんも、
同時通訳のエンジニアさんまでが、つきっきりで支えてくれた。

3日経ったいまも回復できていない心身の消耗を心配して、
研究室までやってきた先生。

「とにかくタンパク質をちゃんと食べるんだよ」

タンパク質はでんぷんよりも分解が速い。
欧米式の食事の燃費が悪いのは、肉より先にパンを食べるから。
ニッポンの食事はごはんが最後でしょ、だからカラダにいいんだよ、だって。

へー、と感心して聴いていたら、

「すごくよく知ってるでしょ。これね、『ためしてガッテン』情報♪」

ぷっ。
これだから、この先生についてここまで来ちゃったんだよな~。



<本日のぬらりひ占い>

:ぬらりひ占い:仕事運あり
仕事することで仕事になるでしょう



<本日のぬらりひ川柳>

「この痴話が 苦労されたる 細部なり」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オペラ『AIDA』、終了

2010-02-08 11:01:52 | 芸能人ヒイラギ

Amneris(アムネリス)。
Il Re(国王)。

昨日ずば抜けて素晴らしかったのは、このふたり。

Amonasro(アモナズロ)。

徹頭徹尾プロとしていい仕事をしてくれたのは、
タイトルロールの父親役の、この人。

Ramfis(司祭長)。
Gran Sacerdotessa(巫女長)。

よかった

Aida(アイーダ)は「本日は不調」とあらかじめ放送が入った。
プロンプター役のピアニストさんが上手へ下手へと全力疾走。

今期は半年間、ほとんど指導らしい指導も受けられなかった。
関わった人たちの人間性がそのまま表れた舞台となった気がする。



そうそう、今期はお客さんもいつもとは異質で。
上演中に「川の流れのように」が2度も鳴り響いたと聞かされた。
作品への愛をもっていて、本当に来たいと思っていた人に来て欲しかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビル・ドレイトン

2010-02-06 21:47:10 | 博士な日々のよもやま

満を持しての対面。

学位をとって、一人前の研究者となって、はじめの一歩が、
ビル・ドレイトン
なんとも豪華な博士人生のスタートを切らせてもらった。

「社会起業家の父」と呼ばれるこのひとは、
天才的に頭の回転が速くて、
どんなことも細部まで徹底するかただときいていた。

会った印象は、予想を大きく裏切って、穏やかで優しかった。

「Perfect.」

そう言って微笑んでくれた瞬間に、想像を絶する苦労が報われた。
死にかけてまでがんばった甲斐があったというものだ。

肩の荷がひとつだけ下りたところへ、幸運の女神もやってきた。
幸先がいい。
(この話はまたそのうちに)

明日もこの調子で乗り切れると、いい。



<昨日のぬらりひ川柳>

「その学位 振り込みません 恥ずかしい」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オペラ『AIDA』オケ合わせ

2010-02-04 22:47:30 | 芸能人ヒイラギ

多くは語るまい。
(語っていられる余裕もいまはないので)

けっこう気のきっつい中年男女の、
略奪と痴話げんかの果ての、
愛と憎しみのおどろおどろした心中物。

へー、『AIDA』ってこんなお話だったんだ、という印象でしたな。

王様ふっさふっさなのに、
ラダメスが“はげつるぴっか”ってどゆことかしら。



<本日の名ゼリフ&ぬらりひ川柳>

「区のスタッフの説明もまくって着てくださいとか考えた
「責任や 理解するのは 予算かな」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする