このところ、現場を視察に行くという仕事が多い。
子ども向けの教育コンテンツとか、
若者向けの自立支援プログラムとかの場なので、
イマドキの小学生とか、ニートてかひきこもりだった人とか、
あるいはワケあって親元で暮らしていない子どもたちなんかと接する。
接してみて思うのは、彼らが抱えている問題は、
別に特別なことじゃないな、ということ。
ひと言でいえば、自然でダイレクトなコミュニケーションが苦手。
身の回りの出来事や、自分以外の人に関心が持てないらしい。
先生や職場の人たちへのご挨拶がちゃんとできないとか、
休み時間にトイレの個室でお弁当を食べるとか、
はたまた、やりたいことが見つからないとか、
何をやってもアルバイトが続かないとか。
その根っこにあるのはそれだと思う。
気持ちは分からないでもない。
そういうことが、素直にできにくい空気が社会に充満してしまっているし。
結局、社会に出てから求められるのは、
学校の成績でも、何でも言われたとおりにできることでもなくて、
周りの人と共感したり、生身の意思疎通しながら、
自分らしさを生み出せる〝ハート〟だという気がする。
生きにくくできてるな、と思う。
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