肉(チャーシュー)が食べられるようになったらラーメン博物館に行こうね。
そう同僚と約束して、療養生活と向き合っている。
極度のストレス症状を経験してからあと少しで1ヶ月。
波はあるものの、どうにか1日3回食事が摂れるようになってきた。
いまだに自ら進んで口にしようという気持ちになれないのは、
米粒と、すり身やミンチになっていない固形の魚や肉と、鶏以外のミンチ肉。
炭水化物は麺類で、タンパク質は主に大豆と鶏ミンチ由来に頼っている。
なぜだかヨーグルトとみそ味に限っては、体が積極的に欲しがっている感じがする。
そんな中。
時間的には毎日が日曜なので、珍しくというか初めてBSテレビをつけてみた。
目に留まったのは、池波正太郎が作品に書き込んだ江戸の食の数々を、
プロの料理人に再現してもらうという番組。
「浦里」というメニューを紹介していた。
吉原の遊郭で、この名の遊女がなじみの客に用意した定番メニューだったのだそうだ。
大根をすりおろして水気を切る。
梅干しの種を取り除き、梅肉を包丁でたたく。
大葉を手でちぎって、梅肉にまぜてさらにたたく。
そこへ鰹節をまぜる。
最初に水気を切っておいた大根おろしをまぜる。
最後に、醤油を加えて、まんべんなくまぜる。
これと、あぶった海苔をちぎって、炊き立てのごはんにのせていただく。
たしかに、夜更かしの翌朝でも食欲をそそり気分をすっきりとさせてくれそうな、
シンプルなのにとても細やかな印象の一品。
これなら、まずはご飯を炊いて米粒を食べようという気持ちになれるかもしれない。
大根と、大葉を、買ってこようか。
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