毎年いろんな人たちの面倒をみてきたが、
今年の男子はこれまでになかったタイプ。
何がしたいとか、
何が気になるとか、
何にだけはこだわっているとか、
何かがどうしても許せないとか、
何かに違和感を覚えるとか、
何か不満があるとか、
何かをどうにかしたいとか。
そういうことが一切何もないらしい。
つまりは、何をしたらよいか、
どんなに一生懸命、どんなに長い時間をかけて考えても、
何も思いつかない。
大人同士の言葉遣いでいえば、
「あなたはどんなことに強い問題意識を持っているのか」
ということを、手を変え品を変え、
ときには誘導尋問のように聞き出そうとしてきたが。
4月からのまる2ヶ月が経って、
いまだに取り組むテーマの片鱗すら見えてこない。
達観の境地なのかと思いきや、
自分が思い込んでいる一点からしか物事を見ていない幼さもある。
よほど毎日のあらゆることに満足しているというのでなければ、
こんなにも狭くてまっ平らな感情と思考でいられようはずもない。
持病があるという一点においては、
大変なこともある人生を生きてきたのだろうけれど。
あと半年で成果物を書き上げさせるなんて芸当ができるのか、
乞うご期待というか何というか。
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