ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

「生きて。」

2013-09-12 21:44:11 | 故障中ヒイラギ

昨日は、宮崎駿監督の、現役最後の作品を観に行ってきた。

なんとなく。
噂の庵野秀明カントクの“棒読み”を聴きたい、ていう軽い気持ちで。
レディースデイだったし千円で。

劇中、心に突き刺さった言葉。
数日前の引退会見での宮崎駿監督の言葉と、どこか重なった。
そのあと半日くらい、ぐるぐると、物思いにふけった。

自分を生きるということ。
一途に夢を追い続けるということ。
本当にそれができる人生の時間はあまりにも限られていて、
誰にも邪魔をさせてはいけないということ。
そうしてそのために自分を守ってくれる人たちが必ず周りに居てくれているのだということ。

作品の公式なコピーは「生きねば。」なのだけれども、
最後の最後、風の向こうからささやかれる、

〝あなた、生きて。〟

それがこの作品のただ一つのメッセージだと感じられた。



(それぞれどんな言葉だったのかは以下。ちょっとでもネタバレが嫌な人はここまでにしといてください。)




映画『風立ちぬ』 カプローニの台詞より
「創造的人生の持ち時間は十年だ。君の十年を、力を尽くして生きたまえ。」

宮崎駿監督引退会見より(2013.09.06, Fri msn産経ニュースより引用)
「実際、机に向かえるのは1日7時間が限度。打ち合わせだとか、そういうことは仕事ではないんです。机に向かってこそ仕事。最近はやりっぱなしで放り出して帰るようにしていたが、それでも限界ぎりぎり」

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