大学から戻ったら、闘病中だったMACHが動かなくなっていた。
帰るの待ってたんだよ、って言ってるみたいに見えた。
MACHの気配が消えてしまった部屋は、
しぃん、と音の無い音が聞こえそうなほど何の音もしないで、
やたらだだっ広い気がした。
小さな小さなろうそくを灯して、燃え尽きるまで眺めていた。
7年と2ヶ月前に家にやってきたときから、病気で目が不自由だったMACH
きっとそのせいで、耳がよかったのだろうと、今になって思う。
分かるだろうと思って黙ってゴハンあげても平気でそっぽ向いてるけど、
「MACH、ゴハンですよ~」って声かけると、
まだあげてないうちから、喜んで水面まで上がってきた。
昼間も気持ち良さそうにうたた寝をしていることが多かったけど、
箏や三絃の稽古を始めると、興味津々な顔してこちらを見ていて、
いい音が出たときは、ぱしゃん、とごきげんさんにハネてみせた。
一緒に音楽聴くのが大好きだったMACH
相方のHONJAMACAより2年と2ヶ月も長生きしたMACH
なんだか知らないけど、今年は愛を失ってばかりだ。
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