だって気になったんだもん。

今日はオケ合わせ。

立ち稽古とくらべると、マエストロが視界に入るチャンスも多い。
かといって指揮を凝視するわけでもないので、
その場その場の演技を思い浮かべながら歌ってれば、
ときおり視界の隅に指揮棒の影が揺れるって感じ。

でも今日は・・・
あれ？　なんか白い線が、ぴょろぴょろ、ぴょろぴょろ、って横切ってく？

過労も限界かなー、目がおかしくなったのかなー、って思ったら、
真っ黒い扉を背にして指揮棒を振るマエストロの動きに合わせて、
ホントに白い線がひらひら～って揺れてた。

なんのことはない、シャツの袖からちょっぴり長めの糸がのぞいてただけなんだけど。

オケ合わせ終わってから、周りに誰もいなくなったマエストロに耳打ちしたら、
「そんなのしょうがないじゃん」って笑って一蹴されちゃったけど、

でも、だって、ほんとにほんとに気になってしょうがなかったんだもん。

そいでもって、やっぱりマエストロには、
いつもどんなときも、びし！って、カッコよく決めててほしかったんだもん。



La Primavera 第６回公演
『仮面舞踏会（Un Ballo in Maschera）』
2011年10月8日（土）　18:00開演
江東区文化センターホール
指揮　　苫米地英一
演出　　古澤　利人