私は、読むのが、遅い。
それが、なぜだか、さっき分かった。(分かるのも、遅い。)
著名人だとか、知人だとか、
どんな声でどんな話し方の人の書いたものか分かっている場合、
その人の語りで書かれている文章が再生される体で読むからだ。
知らない人が書いているものの場合でも、
ちゃんと読んでいるときは、
架空の朗読者が読んで聞かせてくれている体で読むからだ。
結局、人が話す(読み上げる)標準的なスピードでしか、
読み進めることができないからだ。
でもね。
そういう読み方をしているから、頭の中に残るんだと思うんですよ。
たぶんAIに読み上げてもらって電子書籍を読んだって、
聞き流しながら読み流しちゃって何の記憶も残らないんだと思うんですよ。
聞こえない声を聴きながら、紙のページに綴られた文章を読み取りながら、
脳内で一人読書会が開催されているんだと思うんです。
まあそういうことで、水曜日から木曜日の夜中までは、
朝から晩まで脳内読書会(赤ペンサイン会つき)をやっていました。
いちばんギリギリだった人がシメキリ10分前に成果報告書を提出完了して、
それからごはん食べてお風呂入って寝て起きて。
金曜日は朝から来年のゼミどうしようかなの人たちの面談オンパレード。
ちょっと違う行動パターンの日が一日だけ挟まった。
さぁここからは、クリスマス休暇。
もとい、年明けの口頭試問に向けて数本の成果報告書の読み込み休暇。
あれ?
こういうのって“休暇”っていうんだっけ?