―― 紫の 藤も混ざりて 山笑う ――
(古野隆雄『農業は脳業である』第1章より引用)
春、五月ごろだろうか、水彩画のような彩豊かな美しい田園風景が目に浮かぶ。
完全無農薬の合鴨農法を実践されている古野隆雄さんから送られてきた最新刊の、
冒頭の一章を締めくくっているのが、古野さん自身が詠まれたこの句だ。
急速な技術進歩と産業発展と引き換えに身近な景色の中から姿を消した鳥たち虫たち。
農薬の使用を止めたからといってそれだけで取り戻せるものではない。
それでも書かずにはいられない。
それでも身をもって訴え続けずにはいられない。
そんな想いが一文字一文字に込められているのだなあと、
ページを繰る指先にも思わず神経をとがらせる。
大切に、ココロして、読ませていただきます。
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