海外の大学や研究機関から、
唐突に会議や共同研究へのインヴィテーションが時々くる。
本当に唐突で、言葉のうえでは“invitation”と書いてくるのだけど、
まぁほとんどは自腹で来てくれ、的な内容なので、基本、辞退している。
とつぜん電話かけてきて、名乗りもしないで用件をまくしたてる人が時々いるけど、
それと似たような現象が、いまのネット社会では、グローバルに起こってたりする。
昨日はデンマーク。
今日はアルジェリア。
アルジェリアは年に1度、恒例のインヴィテーション。
「途上国の哀れな自分に寄付をくれ」タイプのスパムなのか、
たどたどしいだけで内容的には至極まともな、渾身のインヴィテーションなのか、
完全に手慣れた人が世界中の研究者のアドレス調べ上げてまき散らしてるのか・・・
メールを一つひとつ精査するだけで気がついたら結構なテマヒマを食ってたりして。
見も知らぬガイジンのメルアドを探し当てて連絡してくるガッツには頭が下がるし、
そうまでして指名してきてくれるって、光栄だなあと感じ入るのだけど、
その割に、ニッポン人ならごく当たり前の、
「招聘するからには旅費も滞在費もこちらで持ちます」的な精神が皆無なのは、
国民性の違いかな。
さすがに何の見返りもなくアフリカくんだりまで出張てのはキビシイのだ。
アシとホテルと身の安全は何とかしてくれないかなー。
行って帰ること自体に意義があることならともかく。
ヒイラギ、冒険家とかじゃないからさ。