お弾き初め 2010

お琴を習い始めたころにはたしか、
師匠に新年のご挨拶をしてみんなで演奏をする、
「お弾き初め」という行事があったように、うっすらと憶えている。

ほとんど参加できないうちに、なくなってしまった年中行事のひとつ。
お正月といえば必ず京都で過ごしていたころだったし、
その後は東京に居ることはあっても、仕事だったりしたし。

このごろは、年が明けて最初に稽古するときに、
「今日はお弾き初め」と心の中で思って弾くことにしている。

だから、2010年のお弾き初めは、今日。

年末に習い終えたばかりの〝組〟と、5月の大舞台での演奏曲と。
ちょうど2曲を弾き終えたところで、
人差し指の爪の“輪っか”が切れてしまった。

そういえば。
今年は“輪っか”がたくさん要るかも知れないなー。



＜本日のぬらりひ川柳＞

「長月を　聞こえてくれば　葉月かも」　ぬ
「あの先は　なるほどされた　平気なり」ぬ

まかふしぎね。。。