田園に赤トンボ,田舎の風景に溶け込んだ赤トンボ,それらはいつもすてきな絵になります。
小さなアキアカネがビッグないのちの持ち主だという風景が撮りたくて,再び,同じ田舎を訪ねました。この日の午後,空は雲で覆われていました。気温が低めで肌寒く,わたしはジャンパーを着て行動しました。トンボの動きはもちろん鈍い感じです。
棒を左手で軽く握り,その手の上にレンズの先を載せてレンズを安定させます。翅が大きく撮れると,いのちまでが大きく見えて来ます。
トンボの翅がまるで大空を背負っているような。
なんとも雄大な景色に見えます。 何度か腹端を指でそっと上げてみました。トンボはまったく無頓着。
ここは山あいの村。国道が走っています。道脇にもネット柵があります。シカやイノシシがたくさん出没するのです。支柱の先はアキアカネのよき休息場になっています。
今秋はアキアカネと存分に付き合えました。付き合ってくれたアキアカネに感謝。