自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~クルマバッタモドキ(続々々)~

2018-11-21 | 昆虫

バッタのなかまが自然のままに生きている姿を,虫の目レンズで頭部側斜めから撮りたいと強く思っていました。それには広い場所,遠景が写し込めるところ,それに草丈が短いところが最良です。バッタが見えないところに逃げてしまったら元も子もないので,むらの広場を撮影地と決めました。

今年の撮影チャンスはもうこれで終わりかなと思われた,ある晴れた日。バッタを探して撮影開始。なんとか願いどおりの構図を描いて撮りました。触角がはみ出てしまいました。左右の余白が無駄に見えます。カメラを縦向きにした方がよさそうです。

 

今度は縦向き撮影。しかし,わたしの目線が上過ぎました。「うーん,なかなかむずかしい!」。 

 

クルマバッタは歩いて遠ざかります。迫力のある歩き方を撮っておこうと思い,シャッターを切りました。

 

後脚が二本,ぐっと後方に伸びています。複眼もかろうじて写し込めました。この日に撮った写真では,お気に入りの一枚になります。

 

もうクルマバッタには合えないでしょうか。

  


びっくり! 学びのサポートにお礼の便り

2018-11-21 | 随想

ついこの間,学びのサポーターとして隣県の小学校を訪ねました。そこからお礼の便りが届きました。何やらごわっとした長めの包みで,表面・裏面に楷書で丁寧に文字が書かれ,52円切手が10枚貼ってありました。

 

開けてびっくり。学校長T先生,担任S先生のお礼状,そして子どもたち一人ひとりのメッセージが貼られた厚手の紙がたたまれて入っていたのですから。皆さんの立場,目からお感じになった感想が凝縮したすてきな贈り物です。お礼のこころがありのまま文字になって届けられるというのは,この上ないプレゼントです。

T先生のことばからの抜粋。「おかげ様で,児童は,身近な植物を使った紙すきの仕方のみにとどまらず,探ることへの熱意など様々なことを学ぶことができました」

S先生のことばから抜粋。「先生の『失敗からたくさんのことを学ぼう。工夫,ひらめきを大切にしよう』という言葉が深く心に刻まれました。子どもたちに,たくさんの失敗から学んでいってほしい,そんな姿勢を大切にしてほしいと思いました」

いずれの子どものことばにも,目上のわたしと接する目線が光っています。礼儀といえるものです。これは明らかに丹念な導きによるものでしょう。外部の人と接する活動を進める際,こうした指導が欠かせません。人との関係の築き方とでもいえるでしょう。青年教師で,こうした指導ができるのは立派です。

 

 

わたしはお礼に,これまでに漉いた紙の中からマムシグサ紙・タケ紙・バショウ紙を選び,当日みんなで撮った集合写真と校舎の写真をコピーして贈ることにしました。気に入っていただければよいのですが。