自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメアカタテハの幼虫,その後(2)

2018-11-18 | 昆虫

11月16日(金),早朝。隣りの葉に移動して葉を綴り,中にいます。脱皮して体長が大きくなりました。

 

 

からだの様子がよくわかります。

 

前にいた葉はずいぶん食べられています。葉裏に密生していた毛が残されています。

 

「それなら,卵を採取したグラウンドのヨモギ群落でも幼虫が見つかるかも」。そう思って,確めに行きました。我が家から50mほどのところにあります。探し始めた途端,綴られた巣が見つかったー! うれしくなりました。

 

 

開いてみると……。2齢ぐらいでしょうか。いました,いました。

 

まだ 巣がありました。中には大きくなった幼虫が。

 

 

近くには獲物を狙うクモが。

 

なんと,傍で咲くタンポポの花に成虫が飛来。吸蜜を始めるというおまけまで付きました。

 

 

自然界で生態を観察するというのはなんともおもしろく,ゆかいなものです。

 


秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~クルマバッタモドキ(続)~

2018-11-18 | 昆虫

むらのグラウンドにて。

あまり使わないので,草が伸び放題。いくらなんでもそれでは,というわけでほんの数えるほどですが,草刈りをしています。秋,刈り取ってしばらく経ったら,背の高い草はなくなりました。時期的にもう伸びて来ないでしょう。

この間,そこでクルマバッタモドキを見かけました。このように,やや前方向から全身をアップで撮るのがわたしの大目標。下写真はまだまだバッタの写り方が小さ過ぎます。

 

後ろからなら,バッタが気づかないので割合近づきやすいのですが……。

 

何度か前方向からの撮影を試みました。縦方向なので,全身を収め切るのはなかなかたいへん。

 

あくまでこの向きから狙いたいとチャンスを待っています。しかし,逆光を利用しないとレンズの影が写り込むため,多くの場合被写体に陰ができてしまうのです。対策としては,フラッシュをうまく使うほかありません。

 

光は味方になる一方,気難しい敵にもなります。なんとか克服したいと思っています。