自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~クルマバッタモドキ(続々)~

2018-11-20 | 昆虫

クルマバッタモドキをなんとか撮りたい,間もなく活動季節が終わる,撮るのは今! というわけで,勤務が休みの昼,改めて挑戦。下写真はオスです。

 

背後からできるだけ近づいたのが下写真です。これぐらい接近できればまあよし,でしょう。

 

メスのクルマバッタモドキがいました。オスよりからだがかなり大きいので,すぐ判別できます。腹部が膨らんでいます。

 

追っていると,横向きになる瞬間がありました。「よし,よし」。「動かないで!」と祈りながら,地面を這うような格好になってバッタの全身を狙いました。幸いじっとしていたので,撮影成功!

  

 

と思ったら,なんと足踏みするみたいな感じで正反対の向きに。つまり180度方向転換をしたのです。今度はバッタをうんとクローズアップして撮りました。これも撮影成功!

 

 

バッタさんに感謝。

 


ヒメアカタテハの幼虫,その後(4)

2018-11-20 | 昆虫

11月19日の記事の続きです。

見ていると,からだが半分立ち上がった格好です。どうも巣作りにつながる行動が始まったようなのです。確かに糸を吐き出しています。

 

と思っていたら,また小休止。葉を食べています。気まぐれなのでしょうか。

 

再び糸を紡ぎ出し始めたので,カメラを構えていると糸が見えました。シャッターを押して確認すると,なんと糸が出ている場面だったのです。これまでジャコウアゲハでくわしく撮ったことがありますが,それは終齢幼虫が帯糸を紡ぎ出しているとき。今回のように中齢幼虫が巣作りしているときに写せたのは初めてです。印象的な一コマになりました。

 

糸が数本往復しています。

 

からだを元に戻したとき,吐いた糸がわずかに残っているのが見えました。

 

しばらくすると,また作業が再開されました。

 

巣が最後まで作られるか,気にして観察を続けました。 

 

ところが,ところが,ふしぎ。あっさりここを離れて隣りの葉に移って行ったのです。どうしてなのでしょう。