公園の遊歩道にイボバッタがいました。背の低いシバがまばらに生えていて,そこにいたので遠景が見渡せます。歩道が向こうの方まで続いています。
イボバッタは,周りの動きを敏感に察知するタイプなので,わたしからいえばやさしいモデルにはなってくれません。近づくと,大抵からだがほんの一瞬ピクンと動きます。たぶん,警戒心に火がついたか,何者かの接近に気づいたか,いずれかだと思われます。それで,余程慎重に寄って行かなくてはなりません。
前向き,やや前向きのときは,なんとかうまくいく確率が増します。このときもそうでした。大空を入れて,秋の日差しを写し込みたいと思いました。成功!
直後わたしに気づいて,舞い上がって,近くの地面に着地。この繰り返しで,撮れるチャンスを待つほかありません。横向き画像を撮りたいと思い,粘りました。ファインダーを覗きながらピントを合わせ,そしてシャッターを切るので,たいへん。
バッタ類はめっきり数が減りました。季節が移って行くのがわかります。「昆虫たちが元気にしている間に,とにかく撮っておかなくては」。そんな気持ちで,日々暮らしています。