自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~また,イボバッタ~

2018-11-17 | 昆虫

公園の遊歩道にイボバッタがいました。背の低いシバがまばらに生えていて,そこにいたので遠景が見渡せます。歩道が向こうの方まで続いています。

イボバッタは,周りの動きを敏感に察知するタイプなので,わたしからいえばやさしいモデルにはなってくれません。近づくと,大抵からだがほんの一瞬ピクンと動きます。たぶん,警戒心に火がついたか,何者かの接近に気づいたか,いずれかだと思われます。それで,余程慎重に寄って行かなくてはなりません。

前向き,やや前向きのときは,なんとかうまくいく確率が増します。このときもそうでした。大空を入れて,秋の日差しを写し込みたいと思いました。成功!

 

直後わたしに気づいて,舞い上がって,近くの地面に着地。この繰り返しで,撮れるチャンスを待つほかありません。横向き画像を撮りたいと思い,粘りました。ファインダーを覗きながらピントを合わせ,そしてシャッターを切るので,たいへん。

 

バッタ類はめっきり数が減りました。季節が移って行くのがわかります。「昆虫たちが元気にしている間に,とにかく撮っておかなくては」。そんな気持ちで,日々暮らしています。 

 


ヒメアカタテハの幼虫,その後(1)

2018-11-17 | 昆虫

11月12日(月),夜。この日現在で確認できている幼虫はたったの一匹。葉裏に細かく糸を綴り,巣の中にいる幼虫が見えます。フラッシュ撮影をすると,頭部が褐色であることがわかります。脱皮直後と見られます。左にある黒い塊りは,たぶん脱皮で脱ぎ捨てた殻でしょう。幼虫がわずかに動くのが見えました。体長1cm程度。2齢幼虫でしょうか。

 

11月13日(火),朝。絹糸に溜まった糞にピントを当てて撮りました。幼虫の向きは昨夜とは逆です。

 

幼虫にピントを当てて撮りました。

 

葉の表面側から見ると,裏側にいて,葉を食べた痕がはっきりわかります。これなら野外でも探せそうです。

 

本記事のタイトルに(1)を付しました。さて,いつまで継続観察ができるでしょうか。なにしろ初めてなので,この機会に情報を蓄えたいと思っています。