自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサクと昆虫(8)

2017-02-14 | マンサク

2月10日(金)。雪の朝を迎えました。マンサクの花にも雪が被さって,さすがにこの花だって震えているような。枯れ葉の下側にいるクモがじっと寒さに耐えているような。 

 
昆虫はいないかなあと思って,すこし探してみると,例のユスリカのなかまがいました。低温にかなり強そうに見えます。

 
もっと探してみると,いました,いました。異なる種類のユスリカです。中には,クモに捕まって死に絶えたと思われる個体もありました。

 
雪解けが始まってから改めて確かめると,やはりクモに捕まった証拠が残っていました。小さないのちは,小さないのちに狙われるのです。

 
ユスリカのなかまはさすがに強そう。よくよく見てくと,あっちにも,こっちにもいそうです。

 
そっちにも。

 
水玉が風景を取り込んで膨らんでいました。


夕方見ると,頭に花粉が付いたユスリカが花にいました。それが歩いて枝に移動したところを撮ったのが下写真です。送粉の手助けをしていることが窺えます。

 
寒くて,冷たい思いをしながらもいのちの観察ができました。これが昆虫の生態です。