晴れた日のこと。もう来ているのではないかと期待しながら,虫を探しました。しばらくして,目にとまったのが下写真の虫。「おっ,キタオオブユかな。タネバエかな」。 そう思ったのですが,きちんと確認できずに終わりました。枝が高かったので,できなかったのです。惜しい!
もっと探してみました。今度目に入ったのはハナバエのなかま。周りの花はまだ開花前のものばかりです。これでは,期待したとおりに餌を口にできるわけがありません。それ程まだ寒いってことです。
このハナバエ,動きは鈍くってじつにゆっくりしていました。
冬に咲く花も当然のことながら,受粉したくって虫の仲立ちを期待しています。たくさん咲くのは,「大多数は無駄花になっても,そのうちのほんのいくつかは確実受粉させたい!」と強く願っているからでしょう。つまり,季節に関係なく昆虫と花との間には,「開花していれば,必ず虫は見つかる!」という<きまり>が成り立っているのです。
自然はほんとうにありのままです。素直に向き合っていけば,シンプルな結論が得られます。マンサクに感謝。これからがますますたのしみです。