自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサクと昆虫(2)

2017-02-06 | マンサク

2月3日(金)。数日前隣りのロウバイで見かけたケブカカスミカメが,この花にもやって来ていました。花弁の幅が2mmほどなので,体長7,8mmといったところでしょうか。とても小さいカメムシ。考えてみれば,冬の今,ロウバイもマンサクも貴重なエネルギー補給源だという点です。カメムシにはなんの損得勘定もないでしょう。あるのは感謝のみ,といったふう。


別の花でも見かけました。じっと花の中央を向きていたので,たぶん汁を吸っていたのでしょう。口吻でも確認できれば申し分ないところなのですが……。

 
花にすっぽり埋もれてしまうほどの小ささなので,見逃してしまいそう。こんな昆虫が今訪れてるという事実がまたスゴイこと。目が離せません。

2月5日(日)。雨のち曇り。雨が上がった午後。ケブカカスミカメを見かけました。この花の花汁がずいぶんお気に入りのようで。

 


多少は動きはするものの,花から離れようとはしませんでした。彼(彼女)の目には,わたしという得体の知れぬ物体などちっとも感知されていないようで。彼の目では世界はいったいどんなふうに見えているのやら。