自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

竹紙づくり(5)

2017-02-16 | 野草紙

漉いてから5日目です。紙が乾き,やっとステンレス網から紙をはがせる段階になりました。実際の作業は,後日仕事が休みの日に行いました。作業は慎重に慎重に。


こうして見本紙ができました。

 


できたものの,まだ繊維間に隙間があって緻密さに欠けるので,プレスして繊維密度を高めます。使う道具はガラス瓶。それをローラー代わりにして,硬い板の上においた紙を圧縮していきます。何度も何度も瓶を回転させて,できるだけ紙の厚みを薄くするのです。

 


こんなふうに手作業を繰り返して出来上がったのが下写真の紙です。

 


この見本紙と,これまでに漉いてストックしていた竹紙を数枚合わせてMさんに手渡すことにしています。 お気に召していただけるか,ちょっと心配しているのですが……。