自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサクと昆虫(9)

2017-02-20 | マンサク

蕊が隠れているように思えたので確認すると,案の定,そこにはハエのなかまが。花弁の幅が2mm程なので,極小のハエです。あまりにも小さ過ぎて,名を同定するなどわたしには到底不可能です。

 
近寄って撮影しました。複眼がずいぶん離れて,単眼も3個見えます。

 
もっと倍率を上げて写しました。こんなに小さくても,外骨格の表情はちゃんと凸凹しています。

 
小さいいのちにも宇宙が広がっています。大きないのちのそれから類推するほかありませんが,こんないのちが存在することを忘れたくないなあと強く感じます。それが冬,わたしたちの目に触れることなく生きているのです。「ほっ,ほーっ!」の世界です。