2月3日(金)。節分。穏やかな天気になりました。午前,この分なら虫が観察できるだろうと思って行くと,やっぱり! 前に取り上げたツマグロキンバエが,今日は花の中にきっちり入って口吻であちこち舐め回しかけました。「これは絵になる!」と思って画像に記録。
熱心に餌に向かっているので,ちっとも気づきません。
しばらくして外で出て来ました。しかし,気温が低いためか動きは緩慢です。
花の外を歩いて回り,また同じ花に入って行きました。
そこでまた,ぺたぺた。わたしは左手でそっと枝を持ち上げ,手の甲にカメラを載せるようにして構えながら撮影しました。こうすることでカメラの位置を固定できます。結果,蕊を抱え込む格好になりながら口吻を伸ばす姿をとらえることができました。送受粉の仲立ちとして,からだを覆う毛が大いに役立っているのは明らかです。
相変わらずわたしにちっとも気づかないまま,花の中を動いて餌をたっぷり舐め続けました。
出て来たときは,いかにも満足そう(?)。
昆虫1個体の動きをじっと見入ることで,その昆虫の好みがなんだかわかって来そうです。そんなひとときでした。